もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男、放デイ契約。そして次男とデート。

金曜日、なんとか自力で放デイに行けた長男。

行けば緊張も解けたらしく、今後の約束も取り付けてきた。できるだけたくさん行きたいらしい。

まぁそうすりゃ、わたしからいっぱい褒賞金もらえるもんね。

最高週3にしといてほしいと言ってあるので、そのまま週3いきたいと伝えたみたい。まだ空きのある日に予約してきた。

受給者証がきたことを電話でお伝えしたところ、土曜日にもし可能であれば、契約にきてほしいとのこと。

はい。いけますよー。

そして、土曜日。

朝、次男に、

「ママ、これからお出かけするからね」

「え?お兄ちゃんは?」

「行かないから、おうちおるよ」

というと、

「えー、やだ。お出かけしないで」

んー。次男は長男に恐怖を感じているので、ふたりで家に残されることをものすごく嫌がる。少ない時間でも、だ。

あー、そうだったなーとは思うもののほんとに面倒だ。普通の家は、大丈夫やろうになぁ。もう中2と小3だぞ。

仕方ない。

「じゃあ、◯◯ちゃん、一緒にいこっか」

と、起きたばかりの次男を誘う。

「急いで服着替えてね。◯分の電車に乗るからね。駅まで自転車で行こうね」

コブ付きになり、出発する時間の組み直しを頭のなかで考える。次男とともにとなると、何事もすんなりとはすすまない。

寝起きでぼんやりしている次男を着替えさせ、家を出る。

自転車に乗るとき、次男がもたつく。

「もう!乗れない!」

と叫んで、自転車を道路に放り出し、その辺を走り回る。走って駅の方に向かっていく。起きたばっかりだから余計に感情のコントロールがむずかしい。

あぁ、無理か。次男の自転車を家へ片付け、わたしも自転車に乗らず走る。

「じゃあ、もう歩いて駅いこっか」

走りながら言う。

そういうとあまのじゃくのように戻ってくる。

「やっぱり乗る」

あ、そうなの。乗らないのも嫌なのね。もう一度家から自転車を出してきてヘルメットをかぶせ、今度はすんなり発進できた。

駅に着いたら、もう電車が来そう。急いで自転車を停めて、鍵をかけて、ヘルメットを脱がせる。

結構早くから出る準備をしたのにな。でも早くから準備をして正解。間に合った。発達障害の子供に関しては、そういう時間の算段をしなきゃいけない。

無事時間通り到着して、契約に入る。

はいはい。こないだ次男の契約をしたばっかりだから、だいたいわかってるぞ。次男つきでも、スムーズに進み、終了。

まだ朝食も食べてなかった次男にドトールでジャーマンドックを食べさせ、ちょっとデート気分で、街をぶらぶらして帰ってきた。

ほんとに天気の良い日で、いいお出かけになった。こういうすべてがうまくいきそうな気持ちのいい日もたまにはある。