次男のハートの強さよ
火曜日、次男の学年体育の日だった。
学年体育というのは、コロナで中止となった運動会の代わりだ。
5時間目をつかって、行い、保護者も見に来れるというもの。
次男は、4年生。障害物走とドッヂボールを行う。
次男は普段の体育をほとんど参加しない。学年体育、やってほしいなぁと思ってたけど、やっぱり無理だった。
集団行動ができないことに加え、障害物走は、次から次へといろんな課題があり、頭が混乱して難しいらしい。
で、担任の先生に、他の役割、たとえば物を出したりとか、ゴールのテープを持つとか、を与えてもらえませんか?とお願いした。
「ほら、映画作るにも、出演者以外にもたくさんスタッフの人いるでしょ?だから競技に出ないなら何かお仕事しようね」
と、次男に言った。
「うん、わかったー」
と軽く答える次男。
「競技しないなら、ママ見に行かなくていいよね」
と、次男に言うと、
「ええーー、見に来てほしい」
と言う。
マジか。競技に出ーへんねやし、休みとらんでよくなったやん!と思っていたのに。
でも、出演者だけじゃなく、スタッフも頑張るから映画が完成するのだ的なことを偉そうに言った手前、競技に出ないなら、見る価値なし的なことも言えず。
「うん。わかった。行くわ」
当日、もともとお仕事お休みの夫と学校に出かける。
そもそも発達凸凹さんの学校でのお姿ってあまり見たくない。発達凸凹さんお母さんたちのあるあるかもしれない。
授業参観とか地獄。
ちゃんとすわって!!とか先生の方を見て!!とかプリントをノートに貼るように言われたやろ!!とかをひたすら心で念じる。
1年2年の運動会もかけっこでビリになったとたん、泣きわめく、暴れるで、見ないふりをするとか、わが子でないふりをする、まわりのお母さまたちに対しては、苦笑いをするなどの対策が必要となる。
さて、今回。
次男は、さっそく私たちを見つけて、駆け寄ってきてくれる。そういうとこは、とてもかわいい次男くんです。
あれ?赤白帽かぶってないやん。
「○○ちゃん、赤白帽は?」
「うっとうしいからかぶってないーー」
そうなんだ。はぁ。
いざ、競技開始。
次男は、先生とともにいて、バインダーに挟んだ紙に書き込んだりしている。
そこここに保護者の方がいて、グランドの端に腰を掛けれるように段になっているところに座っている方もいる。
そのような保護者の方の近くに次男も座る。
むしろ馴染んじゃってる?
たまに行き交う保護者が次男を見る。
あれ?この子何やってんの?という顔。
でも動じる様子のまったくない次男。
マジか。この次男のハートの強さよ。
わたしにも分けてほしい。
みんなとは違うことをしている、みんなと同じところにいない、いぶかしげに見られる。
全部心折れて無理やわ。
学年体育の全工程を先生と一緒に集計をしたり点数を書いたり、その仕事が当然のように、恥ずかしそうでもなく、自然にこなした次男。
まぁ、競技を頑張る普通の子供の姿は見れなかったけど、逆におもしろいもん見せてもらいました。