自転車乗り習得と発達障害
きょうは、次男の自転車の練習をした。
次男は小学校3年生だ。
普通はとっくに乗れるようになっているだろう。
その年頃の子供たちは、ギャングエイジ。
がんがん近所を乗り回すものと相場は決まっている。
でもわたしの住んでいるところは田舎だ。
移動の手段はもっぱら自動車。そして次男は学校以外で遊ぶ友達がいない。
そうなると当然自転車に乗る必然性がない。
そして、発達障害の子が何かを習得するときの困難さといったら!!
自然、避けてとおってきた。まぁいつか乗れるようになるかもねー。なんて。
発達障害の子が自然に何かを習得するなんてことは、夢のまた夢なのだが。
はたと思い出した。確か3年生って自転車安全教室っていうのがあったんじゃなかったか。長男の時の遠い記憶を掘り起こす。
このままじゃまずい。最悪当日はお休みするしかない。
ということで、今年年明けから思い腰を上げて練習を開始した。もちろん次男に積極性もなければ、必要性も感じていない。
必死でしりを叩き、ちょっとこけたらすぐに心が折れる彼をなだめすかせて、練習を重ねた。
発達障害の子とひとまとめにしてはいけないのはよくわかっている。でもとにかく時間がかかる。
ぼちぼち練習し続け、なんとか3ヶ月ほどでまともに乗れるようになった。それが3月4月頃。
そして、この予想外に長引く休業だ。勉強も相当遅れた。
なぁんだ、この分じゃ勉強を取り戻すの必死だから、自転車安全教室もなくなっちゃうやろ。
まぁ、乗れるようになったとはいえ、ばりばりのがんがんに乗り回しているような子供たちとはこなれ度合いのレベルがちがうし、当日心折れるかもしれんとこやったしよかったわぁ。
などと思っていたら、なんと!!
6月の予定表にはいってるではないですか!!
なぜそんなものに学校は執着するのですか?
何か学習要領的なものできまってるの??
お門違いな怒りをもってしまった。
一応、念のために前もって思い出しておこう。
ながくなったけど、そういう理由で今日ひさしぶりに乗らせてみたのだ。乗れなくなってたらどうしよう。ドキドキ。
結果は杞憂に終わり、ちゃんと乗れた!
自転車とか泳ぎとか一度習得したものは、ずっと忘れないっていうもんなー。
でもその普通が通じないのが、発達障害の子だから、心配したけどひとまず安心。