病院に通う理由
うちの発達凸凹さんたちは、病院に通っている。
正確には、通ってはいるが、彼らは夏休みとか春休みとか学校がお休みのときだけ。
普段は、わたしひとりがいく。わたしが彼らがどのように過ごしているのかを話す。
なぜ病院に通うのか。
病院で診断されないと発達障害ですと言えない。
病院で診断書を書いてもらわないと福祉のサービスを受けることができない。
病院で診断書を書いてもらわないと通級指導教室には通えない。
そしてあとは投薬してもらうため。
そんなところか。
発達障害は、治らない。
どれだけ薬を飲んでも治らない。
社会に適応できるようにトレーニングするだけ。
いわば対症療法である。
だから薬もADHDの症状を緩和するためのものでしかない。
しかも効いてる??程度の効果。
でもなぜ行くのか?
わたしの心を軽くするというのが一番の目的かもしれない。
繋がりがある、定期的に行って相談するところがある、ということは、保護者の気持ちをものすごく軽くする効果があると思う。
確かに放デイには通っている、通級にも通っている。
でもこんなことで困ってますっていうわたしの話をゆっくり聞いてくれる場ではない。
発達障害者支援センターなどの公的な機関も依頼すれば聞いてくれるが、困ったことがあった場合、だ。
困ったことがあってもなくても、次はいつくらいに来てくださいね、と当たり前に予定をいれてくれるということは、意外とものすごい効果があるんだな、
と最近気づいた。