通級ノート、次男、人の話を聞くことをがんばるらしい
次男は、今年の1月から小学校に設置されている通級に行っている。
今年度は、対象児童が多いらしく、隔週だ。来年度4年生からは、毎週1時間行けるようになっている。
通級の担当の先生は、以前面談のときのおはなしを書いたが、とても感じのよい方で、次男も楽しく通えている。
通級ノートというものがあり、きょうはこんなことをやりました、次男はこんな様子でした、と教えてくれる。
わたしもそれに返事や感想など先生にお伝えしたいことを書いて返すことになっている。
この前かえってきたノートに、
「来年、がんばりたいこととして、人の話をしっかり聞くことと絵を描くこと、と言っていました」
と書いてあった。
人の話を聞くことをがんばりたいと自分からそう思ってるんだ、とへぇーー、そうなんだと感慨を覚えた。
「ちゃんと人の話を聞きなさい」
と叱られることは確かによくあると思う。
発達凸凹さんあるあるだ。
集団指示が入りにくい。
クラス全員などたくさんの人に対して、言われていることについて、自分もその中のひとりなんだと感じにくいのかな。
個別に言われないとなかなか指示が入らない。
学校の先生にもだいぶそのように配慮してもらっている。
今はだいぶ解消されているように思うが、保育園の時からずっとそうだった。
次、何をするのかわからない。
歌うの?踊るの?座るの?立つの?工作がはじまったの?何からすればいいの?はさみ?のり?持ってないけど?
保育参観に行ったときなど、つねにこんな調子だった。
まわりのみんなの様子をみながら、すこしずつ遅れながらやっていく。そんな感じ。
ずっとやきもきしてた。
まず紙を切るんだよー、そして、のりではるのー、そのあとはペンで描くんだよー、ペンは先生のところへ行ってもらってくるんだよー、ごみも前に捨てに行くんだよー。
心の声で叫びまくる。そんな声が本人に届くはずもなく。
キョロキョロしたり、右往左往したり、果ては右往左往することも諦める。
はぁ。こちらも戦闘終了。結局見かねた先生が個別にお手伝いしてくれたり、指示を出してくれたりして、なんとか工作完成。
こんな手厚いことを小学校でしてくれるはずもなく。
でも、小学生にもなるとまわりの子が、素敵に成長してくる。特に女の子。
「これから体育館へ行くんだよー」
とか
「◯◯するんだよー」
とか近くの女の子が教えてくれるらしい。
それでも、
「みんな気づいたら教室にいなくて、運動場で体育はじまってて間に合わなかったー」
「絵を描いてて、気づいたら誰も教室におらんかった」
とか日常茶飯事。
本人もいちいち教えてくれないけど、たまに、
「きょう、体育やったの?」
と聞いたらこんなふうに教えてくれる。
ちなみに、期末に持って帰る体育館シューズが、買ったまますっごくきれいだったから、
「え?なんで?」
と聞いたら、
「だって使わんもん」
???
「体育館でやる体育は?集会とか?」
「うーーん、持ってくの忘れて、体育館も上靴で行ってるから」
らしい。
ちょっと脱線したけど、とにかく、常々、
「ちゃんと話きこうね」
と言われてるからか、みずから反省しているからなのか、苦手だと認識しているらしく、これから人の話をきくことをがんばるらしい。
これって特性理解が、進んでいるってこと!!
素晴らしい!
とおもったのでした。