もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

家庭での奮闘から外部へと

次男の発達障害が判明してからほぼ2年間。

本を読んだり、セミナーに行ってみたり、ネットで情報を漁ったり、相談機関に相談したり、病院に行ったり、まぁいろいろやった。

うちの子は、いわゆるグレーゾーンではない。しっかり診断もついている。だけど、行政は向こうから手をさしのべることはない。

学校も積極的に保護者にこんなサービスがありますよと情報提供をすることには及び腰である。

これがおなじ「障がい」というカテゴリーにおいても身体障害や知的障がいなら違うのかもしれないが。

とにかく発達障害に関しては、親が認めているかどうか、親が積極的かどうかどうかに関わらず、触らぬ神にたたりなし、あるいは腫れ物、そういう空気を感じる。こちらからどんどん支援を求めなければ、なんの支援もない。

支援を受けたがっているかどうか、がわからないからそういう対応になるのだろう。支援を申し出ても、はねつけられそう、もしくははねつけられた経験から、いっそ支援の提案をしないという選択がされるのだろう。

そういう環境のなか、わたしは家族だけで、家庭だけで何とかしようと思っていたようにおもう。
うちは、発達障害に関して、それほどマイナスイメージがないので、祖父母らにも、地域の方や、比較的仲の良い親さんたちにも話してオープンにしてきたつもりだ。
だけど、結局のところ、「家庭」の問題の域を出ていなかった。
だから、わたしも夫もストレスを抱えることが多かった。体調も悪くした。

でも支援を求める範囲をもっと広げたら、気持ちがすこし楽になった。

もっと早くにいろんな療育、サービスを知れたらよかったなと思うこともあるが、わたしたち家族で勉強しいろいろ試行錯誤していた時期も必要だったのかもしれない。

これから、次男はビジョントレーニングの教室や放デイで家や学校ではできない学びを得るだろうし、来年には通級にも通えるだろう。絵の先生にもいろいろ教えてもらっている。

長男も放デイや通級に通い、社会性を身につけてくれるかもしれない。他の世界が広がるとすこし不登校になっても不安感は減るかもしれない。

家族も勉強することは大事だけど、やっぱりプロはプロだね、とおもう。