小学3年生次男が担任教師から投げつけられた言葉 続き
きのうの夕方、次男に対する暴言の件で、担任と教頭と話し合いをもった。
担任に電話でアポをとり、必ず教頭もしくは校長が同席するよう依頼した。
次男を絵画教室に連れていき、お迎えまでの間に話し合いをした。夫も仕事の調整をつけて帰ってきた。
担任の暴言の経緯はこうだ。
授業がはじまります。
日直の子供が「起立」の掛け声をします。
次男は、絵を描いている途中だったので、立ちません。
担任が声をかけます。
「お友達が大きな声で言ってくれてるから立とうね」
次男は立ちません。
日直の子供がさらに大きな声で、掛け声をします。
次男、
「うるせえな」
担任、
「うるせえのはお前だよ!!」
次男の行動によって、担任は自分が絵に描いた教室運営ができない。フラストレーションがたまる。
次男は、チャイムが鳴ったからといって、切り替えができず、やりたいことをやりつづけたい。
日直の子供は、自分が望むように、担任が望むように大きな声を出したい。
感覚過敏の次男にとって大きな声は、耳につきささる。
担任の描いているクラス運営の絵にとっては、間違いなく正しく、好ましく、受け入れられるのは、日直の子供。普通のご家庭の普通に子供らしく成長した普通の子供。
それに対して、クラス運営を妨げる次男の行動は、間違っていて、好ましくなく、到底受け入れがたい態度。
担任がどちらを支持するかは、火を見るより明らか。
当然、次男が叱られる。
そう、すごくわかりやすい構図。
担任は、発達凸凹の子供を普段から努力して受け入れようと受け入れようとしていたと思う。
勉強して目の前の子供と向き合って、何が必要なのか、何をしてあげたらいいのか。
それでも瞬時にかっとなってしまった。
それに、次男が他にも言われたと言っていたことについては、まったく心当たりがないということだった。
「うっとうしい」
「出てけ」
まぁ、次男の記憶違いかもしれないが。
担任も発達凸凹があるのではないか。うちの長男やわたしと似ている部分がある。
瞬時にかっとなって感情の抑制がきかないところや、完璧をもとめすぎてしまうところ。手抜きができず、100%でやれないなら0%というところ。このへんでいいやとなかなか妥協できないところ。
だから今回わたしが悪かったですと謝ってくれて、今後気を付けていきたいとおっしゃってくれたが、果たしてそれが可能だろうか。
わたしや長男の感情の抑制の難しさは、よくわかっている。感情を爆発させたあと、反省するが、また繰り返してしまう。感情を爆発させて、フラストレーションを解消し、自己を保っている部分もある。
担任はこれから、次男に当たることをやめてしまって、精神的に安定することができるのだろうか。
長男と次男は物理的にできるだけ離すということで、小康状態を保っている。
担任と次男は、そんなこと無理。
そもそも、学校が決めた時間割りというルールや、授業開始には起立してあいさつするなんていうルール、宇宙人たる発達凸凹の子供にはなんの意味も持たない。
そもそもあいさつもしない子供だもの。
教頭先生は長年、いろんな子供達を見てきたこと、1年生の頃から、次男を見てくれていた経験から、
「教室の中にいて、座ってるだけですごいじゃないか」
「今年はなんと、教科書もノートも鉛筆も机の上にひろげてある」
と思っていてくれていたそうだ。
そういう子供たちには、毎年度、少しずつ少しずつできることが増えていってくれればいい。そんなふうにおもっていると言ってくださった。
それに指示を守るだけの人間じゃなく、おかしなことにはノーを言える人間を作っていかなければならないと思っていると。長男にとっては、ありがたい意見だ。理屈に合わないことを言う教師には真っ向から異論をのべている。
そういう風に思っていてくださる先生方がいるということがわかったことはすごくよかった。現状の学校教育は息苦しすぎる。特に中学生。
担任の先生には、他の先生のサポートがいるだろうなと感じた。