もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

体育をしない次男

次男は体育をしない。

もちろん最初は、1年生の頃は、やっていた。
ただ、彼には出来ないことが多い。
普通の子が普通にできることができない。

そもそも集団指示が入りにくく、何をやったらいいのかわからない。
集団行動ができない。

体を自分が思うように、指示されたようにじょうずに動かせない。
なわとびを飛ぶのにも苦戦した。ボールを投げる、ボールを蹴る、跳び箱、マット運動、なんて彼にとっては複雑な動きが多すぎる。

わたしも最初はわからなかった。なわとびがあまりにも出来なさすぎて、驚いた。家でも相当練習した。1年生のときは、それでまぁまぁクリアできた。でも段々複雑なことを学びはじめる。段々体育に参加しなくなったようだ。

俺には無理。

やりたくない。

やらない。

そういう状態であることに、わたしに辛いとかは言わない。
「どうして体育やらないの?」と聞いたとき、「だって難しすぎるもん。無理なんやもん」と言った。ほんとに切なかった。「それでもがんばりなさい」とは到底言えなかった。彼だってできるものならやりたいのだ。

切ない。

お医者さんにも協調運動障害かなぁといわれている。発達障害の子供に多いらしい。

みんなの前で失敗して、パニックになって、暴れたりすることになる、ということを怖れているのだ。彼なりの自己防衛なのだ。

切なすぎる。

お医者さんも、

「そりゃやりたくないでしょうねー。晒されるんだもんね。」

体育の時間は、校庭には出てくるもジャングルジムに上っていたり、そもそも校庭に出てこなかったり、体育館のときはノートを持って出てきて、絵を描いているらしい。


そして、今日は、学年体育。今年は運動会がなかったから、運動会の代わりのようなものらしい。
ハンドベース?というものをやるらしい。
5時間目と6時間目の2時間もある。
きのう、時間割りを見て泣きそうになった。
保護者のかたも来たい人は、来るらしい。

彼の身の置き所はどこにあるんだろう。地獄だ。
願わくば、校庭に出なくても良いよいにしてあげてほしい。