もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

いつまにか気にならなくなっていること

発達凸凹さんを育てていると、毎日のように気になることやトラブル、うまくいかないことに見舞われる。
毎日、対処方法を考えたり、うまくいった方法を繰り返してやってみたり、日一日をなんとかやりすごしていかなければならない。
それが日常。

でもそうこうするうちに、彼らもなんとか成長するもので、わたしが泣きたくなるくらいこまっていたことも、気にならなくなっていることがある。

こまったこだわりもいつのまにかこだわらなくなっていることもある。

きのうはこんなことがあった。

長男は、今までは自転車で放デイに行っていたが、最近はめっきり自力でいくことをしなくなった。自転車に乗るとひざが痛いからか?(今オスグッドなのです)寒いからか?
でも車で連れていってくれるなら行く、という。
まぁ手段はなんであれ、行くことの方が大事と割りきることにした。面倒だけど。

水曜日は、次男をスイミングに連れていく日。
放デイに長男をつれていくとなると、次男も出発時間を早めなければならない。長男、次男を車にのせ、スイミング、放デイの順に降ろしていかなければならない。

なんとか、ほぼ予定どおり出発した。

ふたりを同時に車に乗せるのが、嫌だ。

後部座席の長男が、前に座る次男の耳を引っ張ったり、座席を蹴ったり、頭をぐいっとやったり、とにかく絡んでくる。そして、当然、次男は嫌がりわめく。
その反応を面白がりたいがためにやっているであろうに、今度はその大きな声に嫌がり、「うるさい!」と怒鳴る。

①長男にやめなさいという。もしくは、「やめないと携帯とりあげるよ」的な感じでおどす。

②次男に長男のちょっかいを無視するように言う。

③無視する、ほうっておく。

④ちがうことに興味を向けようとする。(いろんな話をしたり)


主に①~④までを繰り返す。

①はさらにエスカレートさせるだけ。おどしに効き目はないことはわかっているが、やらずにはいられないほど、こちらがたま切れ。

②無理。いなすことができるようになれば、相当成長したとみなせる。

③無理。次男がかわいそうすぎる。スイミング前に興奮したりパニックになると、スイミングにも支障が出る。

④一番有効。でも長期間の効果はない。

絶望。車内は阿鼻叫喚。もうはやく着いてと祈るばかり。

ところが、きのうは事情がちがった。
長男は大人しくすわっている。楽しく会話が出きるほど。だから次男も落ち着いている。

次男は、スイミングについたら、スムーズに車を降り、ご機嫌に手を振って入っていった。

長男も、放デイに着くとスムーズに降りて、施設に入っていった。

これ。これを待ち望んでいました!!こんな当たり前のこと!!やっとできました!!感動!!

次男を少しずつ認めるようになった長男。認められるようになった長男の成長かな。

嫌で嫌でしょうがなかったことも気づけばそうでなくなっていることもある。
こういうことに期待して、日一日一日ずつ、乗り越えていくのです。