長男、自分はまちがっていないと主張する
家に帰ると何かが起こっている。ひんぱんに。
もう家帰りたくないんですけど。フラリーマンの気持ち。
昨日は、帰宅すると長男の顔色が冴えない。
昨日は、放デイに行く予定の日。まったく用意をしていない。まぁそれはいつものことなんだけど。
「どうしたの?なんかあったの?」
と聞いてみる。
すると、
「PTAの書類出せんかった」
?
今日までだったよね?出し忘れて帰ってきたの?
この時期になると、よくあるPTAの書類。来年度のPTA役員を決めるにあたり、過去、こういう役員をやりましたということを自己申告するものだ。
大きな役をやっていれば、今後どのような役員も免除されるし、大したことない役だったら、「とりあえず申告しといて、考慮だけするわ」みたいなこと。
そういうことを親が書いて、子供にもたせて、提出させる紙。
地域性によって、PTA役員の決め方はちがうだろうけど、わたしの地域は大抵こういう決め方。
わたしの過去の役は大したものではないので、今後の役員を免除されるものではない。
で、話のつづき。
「授業終わってから出しにいったら、もう回収おわったから教頭先生に直接持っていってっていわれて持っていってんけど、教頭先生にもうそのPTAの役員決めの会議もうお昼に終わったって言われてん」
??
どういうこと?書類の提出、21日までって書いてあるの見たで、わたしも。
でもまぁいいや、それくらい。出せんかったんならまあそれでもいいよと本心で思うものの、長男の気持ちを考え、
「え?なんでやろうなぁ?おかしいやんなぁ?きいてみた?おかあさんきいてみたろうか?」
と言うと、
「きょうのお昼までやってんで、って言われた。そんなんどこにも書いてなかった。おかしいってとっさに言われへんかった!!」
と怒ってる。
その怒りをくんであげないと、さらに怒ることは目に見えている。
「確かに後から、こういえばよかった!!、こう言いたかったのに!!って思うの辛いよね、わかるわー。ちょっとおかあさん聞いてみるわ。一応おかあさんも役員のこと書いたもんね」
そういって、先生に電話する。
「朝の会でみんなに出してって言ったんです。ちゃんと聞いてたんですかね」
と先生は言う。本人に確認する。
「全然聞こえてなかった」
んーーー。
確かに先生の言うことはよくわかる。まったく間違いではない。普通の子ならそれでいいだろう。
でも長男は発達凸凹。聞こうと集中してないときは、なんにも聞こえてない。
さらにどちらかというと視覚の情報の方が優位。紙に書いてあり、目で見た21日までという情報のが優位に立っているのだ。
文字通り受け取っている。
そして、情報の変更、ということが非常に難しい。
そんな感じじゃないか。
たったそれだけのことが、おおごとになる。
昼から会議をするなら、提出は20日までにするべきだった。
彼の聞こえていない、忘れてしまう特性から、提出物は確認してあげてくださいと伝えてあるのだから、個別に「ちゃんと出したか?」と聞いてもらうべきだった。
文書どおりにしなかった(勝手に提出時間まで設定)のは、学校の責任であり、彼の行動は、まさに文書どおりであり、まちがっていないということは認めてあげるべきだった。
あーあ、こんなこといちいち言わなきゃいけないのかと思うが、長男の「俺はまちがってない!!」という気持ちの尊重と学校の「気づき」のために、担任および教頭先生とお話しした。
「もう、やる気なくなった!!放デイきょうはいかへん!!」
それは理屈がちがうだろう。
と思うが、もうこうなったら無理。
マジ勘弁してほしい。
ちょっとのボタンのかけちがいなんだけどなぁ。