もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

「あきらめる」ということ

きょう、わたしが帰宅したところ、長男がふとんにくるまって寝ている。

あれれ?本気寝??

何度か声をかけてゆすってみるが一向に起きる気配がない。

きょうはこれから放デイへいく予定の日。

あーあ、こりゃこれから必死で起こしても機嫌悪くて到底無理。不毛な戦いを繰り広げることになる。

もう寝かしておこう。
きのうは学校を休んだ。1日おいての学校。
他の人が考える以上に疲れるのだろう。
それにきょうは外は極寒。
寒い日は余計疲れる。
帰宅して寒く、ストーブはつけたものの寒く、布団に入ったら暖かくなって寝てしまった。

そんな感じだろうか。

放デイには事実のまま伝え、お休みすることにした。

「あきらめる」ということが、すこしずつわたしにもできるようになった。

「もっとできるはず」
「やればもっとできるのに」「まわりの子になんて負けないのに」「くやしい」
ずっとそう思っていた。
まわりのみんなは部活もやってるし、塾も行っている。
でも彼はそのどちらもやってない。
唯一の放デイでの療育も思うように行けない。
「どうしてやれないんだろう」
ぐるぐる考え続ける。

もう普通を目指さないと決めたはずなのに。

彼は「普通」の子供ではない。
「普通」の子が「普通」にできることができない。
普通じゃないんだもん、もうあきらめよう。
前向きに。

生きている。

勉強はしないけど、笑ってる。

学校も休みが多いけど、笑ってる。

療育もまだ前向きに取り組めない。

でも笑ってる。

生きている。

まぁええか。

まぁええやん。

究極。

そんな風に少し思えるようになった。

本気寝から、家族夕食中に起きてきた長男。

「あれ?起こしてくれてもよかったのに(笑)」

よく言うわ。起こしたら絶対機嫌悪くなってたで。

たらふくごはん食べた。

ごはんが食べられる。

から、まぁええか。