もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

放デイになかなか行けない長男

長男は、中高生対象の放デイに行かせることに決めた。

就職準備型ってことで、パソコンの操作方法を学習したり、パソコンの資格を取る支援をしてくれたり、ビジネスマナーを教えてくれたりする。それにソーシャルスキルレーニングに力をいれている。

長男にはソーシャルスキルレーニングが必要だと思うから、個人的にはすごく期待している。あと字を書くのが苦手な長男。パソコンが上達すると今後、学校に文章で出す課題など、パソコンでやれるようになるかもしれない。

でも、はじめて行くところに非常に緊張する長男。先日行く予定だった日には、寝込んでしまって行けなかった。
それどころか、その日はその予定がプレッシャーになったのか、学校すら休んでしまった。

サッカーのクラブに行くのが嫌になってしまったときとおなじ症状だ!!

こういうときどうすべきなのか、わたしはいつもすごく迷う。

「嫌がること、苦手なことは無理強いしてはいけません」

「すきなこと、できることを伸ばしてあげましょう」

「彼らは普段からもうすでにがんばっているのです」

というようなことが関連本にはよく書いてある。

そりゃそうでしょうとも。それはわかるけど、そんなことばっかり言ってたら、嫌なことを乗り越えたり、はじめてのことに挑戦したりすることができなくなっちゃうんじゃない?

まぁ素人考えだし、そういうわたしのエゴ的なところが良くないのかもしれないけどさぁ。

やっぱり行けないのか、学校にいけなくなってしまうよりいいか、と諦めてしまうことにも葛藤を感じる。

とりあえず褒賞金をだそう!!

これだってわたしなりのトークンだ!!

「お金もらえないと、がんばれない子になっちゃうと思いますよ」

はいはい、そういう批判きっとあるよね。でも他に思いつかないんだもん。

「いいじゃん、そんなとこいかなくってもなんとかなるって。おとなになったら否が応でも新しい職場行ったり、新しい仕事とかしなきゃいけないんだから」

そういう考えもあるよね。でもそれ、将来ほんとに何にもやらない、やれない大人になったら、誰か責任取ってくれるん?


褒賞金制度により、なんか俄然やる気になった長男。

放デイはビルの中で、そのビルには自転車を停めるスペースがない。近くの有料駐輪場にとめる、もしくは、電車で行くという方法がある。彼は自転車で行きたいというので、昨夜、一緒に駐輪場を下見に行った。ちゃんと停めかたやお金の払い方も一緒に学習した。

いざ、今日夕方、ひとりでいく。

手は打って、やる気になっていても、いざ行うときになると心が折れて、やっぱやめようになる長男。

行けなくても責めない、強く言わない、ただわかったというだけ。ということをわたしはできるか?

ほんとうは、わたしの方の鍛練が試されている。