マスクしないといけません問題、再燃
巷では不織布マスク警察がでているという。
次男は、感覚過敏があって、長時間マスクをつけていることができない。
学校へももちろんお伝え済み。
そのため、かねてより学校ではマスクをつけていなかった。そもそもあまり友達とお話しするような子供でもないし、教室内外でお友達と密になって遊ぶような子供でもない。
そこへ今般の緊急事態宣言。
さっそく学校は取り締まりを始め、次男にもマスクをつけるよう指示された。
結局は学校の障害への理解なんてそんなものだ。
発達凸凹は、目には見えない。感覚過敏なんてもっと見えない。マスクを終日つけていることの苦痛や不可能なんて想像もできない。単なるわがままにしか思えないのだろう。
今までは、そのわがままを認めてあげていたけど、もうそうはいかないよ、みたいな。
「マスクをつけられるように努力しなさい」が、目の見えない人に対する「努力して見えるようになりなさい」や歩けない人に「努力して歩けるようになりなさい」とおなじようなことだよ、ということは理解されない。
物理的にマスクを耳にかけることはできるからね。
「マスクをしないと濃厚接触者になりますから」
と言われた。
濃厚接触者の定義をきちんと調べないままにそのように言う。教師にはがっかりする。
適切な距離(1メートル)開けたり、会話を15分以内に留めておく、もしくは必要な感染予防策がとれていれば、濃厚接触者にはあたらない。その際、必要な感染予防策が必ずマスクであるとは言われていない。
わたしも、できることなら次男にマスクをつけてもらいたい。それが一番簡単だもの。
でもそれができないことが前提において、どうして他の予防策をとったり、指導したりできないのだろうか。
1メートル以上、近づかないようにしようね、15分以上話さないようにしようね、アクリル板用意するからそれごしに話そうね。
確かにむずかしいと思う。嫌がる友達もいるだろう。怖がる友達もいるだろう。
でも、以前からずっと「マスクがむずかしいです」と伝えてあるのだから、こういう状況でどうすればいいでしょうか?どの方法だったらできそうですか?一緒に考えましょうと言ってほしかったなーと思う。
まぁそんなこともわがままなんだろうけど。
マスクはつけられるのが当たり前。マスクがつけられるのが普通。マスクつけさせますよってなんでそんなんいちいち親に了解とらなあかんねん。
て感じでしょうね。もちろんわかってますよ。
仕方ない。これが現実。
「マスクをつけないとお友達がこわがります」
だって。
調子悪そうな子がいたら、「だいじょうぶ?」って言ってあげられるような子供にわたしはなってほしいけどな。