もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

発達凸凹さんの片付け

わたしは、片付けが大好きだ。

でも子供の頃、実家で生活している頃のわたしの部屋はかなりの汚部屋だった。
そのころはまだ発達凸凹に気づいていなかった。

片付けるときは徹底的に片付ける。
机の上に散らかった学校からのプリント類を捨てたり、ファイリングしたり(そのころはファイリングが好きだった。要るものも要らないものも溜まればファイリングした)、引き出しの中を整理したり。
でも床の上に服は散らばってるし、たんすのなかはとっちらかっている、みたいな。1ヶ所を徹底的にやる。それで終了。
その状態を維持することもなく、1週間もたてば、また元通り。随時片付けたり、ファイリングしたりすることはない。
たまに母親が見かねて、つくえの上を片付けて勉強するスペース作ってくれたりしていた。

そんなんだから、いざ何か(たとえば提出するプリントとか)をさがしだすときには一苦労。散らかったところをひっくり返してさがし、また散らかる。そしてだいたいの場合、見つかる。改善しなきゃと思う。でも改善しなきゃと思ったことを忘れる。その繰り返し。

結婚した。
さすがにわたしも好きな人と暮らす家は、こんな汚部屋はいやだ。それに実家の自分の部屋よりものは少ない。割りとちゃんと管理されていた。

子供が生まれた。
格段にものが増えた。管理しきれない。ちらかる。片付け以外にやらなきゃいけないことも多い。
子供のせいにした。

そして今。
結構とっちらかった状態で推移している。でもかつての自分の汚部屋ほどではない。

やっと本題。意外かもしれないが片付け自体は好きなのだ。ミニマリストを目指しているくらいだ。「フランス人は服を10着しかもたない」も愛読している。要は維持できないのだ。

片付けている途中、ひとつのところを片付けているとする。ふと別のところも気になってくる。そしてそのままそちらの片付けが始まる。これはこっちだったと思い、別の場所に仕舞いに行く。そしたらその場所が今度は気になってくる。そんな調子で結局いろんなところが途中になる。

服をしまったりすてたり片付けている→ごみ袋を取りに行く→ごみ袋を収納している物置が気になる→そこを片付ける→あ、そうだ!服をかたづけていたんだった→服を片付けに戻る→その途中でキッチンに立ち寄って飲み物を飲んだら、キッチンが片付いていないのに気づきそのままそこで作業

万事そんな調子だ。だから最近はもはやそれを楽しんでいる。片付け時間をかなり多めに用意しておくとそんなやり方をしていても最後にはなんとかあるべきかたちに片付けられる。

好きなことをやってるときの過集中は、すごいので、気づけば一日中やっている。
こんなふうに特性も楽しめる。

ちなみに長男もこの傾向をうけついでいる。