それ、そんなにこだわらなきゃいけないの??
こだわりや特定のものへの執着があります。
と「発達障害の子どもの心と行動がわかる本」に書いてある。
それは本当にそのとおりで、そんなに??と思うことがよくある。
次男の場合は、たとえば毎朝おこなうことに手順があり、かならずその通りにしなければならない。
おきる⇒ごはんをたべる⇒服をきがえる⇒ランドセルを背負う⇒靴をはく⇒出かける
という手順だ。
まだごはんができてないから先に服をきがえておいて。。などどいうことはできない。
あくまでもおきたあと、次におこなうことはごはんをたべることなのだ。
その上、服を着替え始める時間は、7:33と決まっている。
いつの日からかそう決めてしまったので、それからは、それ以前にも以降にも着替え始めない。
集団登校の集合時間に間に合うために家を出かける時間が7:40なので、せわしない
ことこの上ない。
7分間で着替える以降の行為をおこなわないといけない。
一度7:33に着替え始めてうまく出発できた成功体験からなのか、いつの間にか彼の中でルール化されていた。
あまりにも時間に余裕がないため、7:33以前に早く着替えた方がいいよとかこちらが焦れて着替えさせはじめようとしようものなら、怒って暴れて、かえって時間がかかってしまうことになる。その結果、出発時間に間に合わず、一日のスタートが最悪なものとなってしまう。
どれだけはやく起きようとも、着替えのスタートが7:33なものだから、結局毎日せわしないことになる。
その上、その時間になるときびきび行動するわけでもない。そもそも時間の感覚が鈍く、時間がゆっくりと流れている子なので、出発時間というケツが決まっていても、そこか時間を逆算して急ぐということができない。
着替えの最中、服が前後ろ反対になっていたり、実は今日は体操服をきていく日だった!!などやり直しを余儀なくされる事態になったら最後、出発時間を守ることはできない。
そうなると、決まった時間に出発できなかったことがパニック要因となり、
「もう、今日はいけない!!いかない!!」となる。
そこをなだめすかすものの、機嫌が直らないまま出発するか、すべてが順調に進み、時間通りに出発でき、ご機嫌に一日のスタートをきれるかは、毎日の賭けのようなものだ。
そして関門は、服の着替えだけではない。
靴!!これが一番の鬼門。
テープで止めるタイプのシューズをはいているのだが、彼の好きな締まり具合があるらしい。その締まり具合になるまで、何度も締めるのを繰り返す。
まだ??まだ??とこちらは焦れるが、そこはぐっとこらえて、もういいんじゃないの?などどは言わない。
さもないとまたパニックに陥るからだ。
あらゆる関門を通り抜けて、ご機嫌にお出かけできたときは、心の中でガッツポーズ。
それがわたしの日常。