もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

スポーツ少年団の罪③

一般にスポーツ少年団のコーチは、保護者の方が多い。

また以前には保護者であったものが、こどもが小学校を卒業してもそのまま団に残って指導をしているというケースが多い。

あとは自分の子どもはまだいなくても、自分の卒業した少年団の指導がしたいという若い指導者の方もいらっしゃる。

そのようなケースが多いというだけで、いろんな少年団を調べた訳ではないので、わたしの子どもが所属している少年団の話になるので、一般化されない部分もあるかとは思う。

 

わたしの子どもが所属している少年団の話をしよう。

 

上に書いたように、コーチは大体そういうラインナップだ。

サッカー経験者といっても、全国制覇したことがあるとかそういった華々しい経歴をお持ちの人はいない。

小学校から高校までの間に部活を経験したということである。

そういうことでなら、わたしだって部活を経験している。

ただ、指導を責任持ってやりたいとは思わない。

そういう意味では、ある程度経験に自信があり、志がたかいという風には言えるだろう。

しかしそれだけのことだ。サッカーに限らずあらゆるものは進化を続けている。経験だけでは追いつかず、現在進行しているものを勉強し続けないとおいていかれる。

その努力をしているようにはまったく見えなかった。常にすでに経験したものからすべての指導がおこなわれているように見えた。

平たく言うと、

「おれたちがこどものころは・・」とか

「最近のJリーグはまったくわからんけど、むかしは・・」

とか言う。ということだ。

 

何度も言うが、わたしのこどもが所属している少年団のコーチのことであって、きちんと現在の指導法や現在のサッカーのことがアップデートされていらっしゃる方もたくさんいるであろう。

 

要は素人だ。御幣があるかもしれないが、指導に関しては素人だ。

 

それなのに、「コーチはボランティアでやっていらっしゃるのだから、指導法について批判とかはもってのほか、ありがたいとおもってください。」

という不文律がまかりとおっている。

 

「試合に勝ちたいから、うまくて強い子だけ試合にだす」

というルールの中で、長男は6年間がんばった。ほとんど試合には出られなかったけど。

 

とまぁこれだけ書いてきたけど、要はもっとはやく、ちがうところに移動させてあげればよかったという後悔。

異議を唱えるならちゃんと異議をとなえればよかったなという後悔。

 

長男は、コーチのことが大嫌いになってしまったので不幸だった。

でも、幸いにして、サッカーが大好きだ。きらいにならなかった。

サッカーを愛してやまないパパに、知識の上でもサッカー観戦の上でも、技術の上でも指導されたから。パパは、サッカー経験者ではないが。

 

次男には同じ轍を踏ませ続けなくすんで、よかった。

でも一度はやらせてみてよかった。やってみないとわからないことも多いから。