もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

発達障害のわが子の取扱説明書

この時期が来た。

新学年だ。今年はコロナによる休校でおくれていた新学年新学期がやってきた。

あたらしい担任の先生になる。ちょっとした恐怖だ。去年までなんとか学校に楽しく通えていたわが子が今年も学校に通えるか。あたらしい担任次第だ。
どんな子でも新しいクラス、担任になじめるかどうかという不安はつきまとう。でもこと発達障害の子供と親にとってはこの1年を占う最大の不安材料で、普通の子供の100倍以上といっていいだろう。まぁ、勝手な感覚ではあるが。

年配すぎる先生は頭が固いので要注意。枠からはみ出る子供をなんとか自分の枠にはめようとするし、そもそも勉強不足で発達障害自体をわかっていない。わかっていないなら勉強しようという気概にもかける。若い先生には当たっていないので、まだどんな感じかわからない。

そこで、毎年新学年早々に担任の先生に時間をつくってもらい、わが子について説明するお時間をいただいている。その際こちらで、取扱説明書を作成している。
というのは、小林みやび先生の発達障害の子どもと上手に生き抜く74のヒントと発達障害の子どもを育てる53のヒントを愛読して、参考にして生きているから。その本に書いてあったので、同じようにやってみている。

子供の診断名や掛かり付けの医師の名前、服用中の薬の名前などの他に子供の起こしやすい行動、対処の方法、それともちろん良い所も記載する。
こちらからのお願い事も書く。

起こしやすい行動は、教室内でうろうろする、時には廊下まで出ていく。お友達の遊びのルールが理解できないなどなど。
対処法は、あまりそれ以外方法がみつかっていないのだけど、しばらくそっとしておくとか。
良いところは、好きなことをしているときの集中力とかオタク的な知識とかかしら。

大事なところはお願い事。子供や他の子供の親に診断名をおしえてくれるなということ。しかるべき時期がくれば親がきちんと教えますということ。みやび先生によると、「あの子は発達障害があるので、多目にみてやってもらえないか」などと良かれと思って勝手に他の親さんに言ってしまうケースがあるらしい。
あと学校でできないことがあったら教えてほしいということ。
先生も忙しいのでめったなことでは、連絡してこない。みんなができていることをまったくやってなかったとしても、学級の進行が問題なく進んでいるなら、教えてくれない。
去年はこんなことがあった。
授業参観で、子供たちみんなで親に向けてパプリカを歌うというのがあった。
何も聞かされていなかったが、当日行ってみたら、次男はまったく歌の列にも入らず、別のところにいて、音源をつける消すという作業をしていた。
あとから先生に聞くと、「歌いたくないというんですよー」とのこと。まぁいいけどね、そんな気もしてたんで。どっかの学校であったように、歌を歌えっていってカッターナイフで脅したり(ってあったよね?)されなくって。別の係りあたえてもらってみたいだし。でも、教えてほしかったよ、びっくりするやん、心構えとかいるし。
みたいなことで。
出きるようになるかどうかはわからないけど、一応おしえてちょ。家で練習すればできることもあるかもしれないし。ちなみにそのとき、鍵盤ハーモニカもまったくやらないと教えてくれた。

あと毎年つくると、去年は気になっていたことが今年はあんまり気にならないくらい成長していることもありますよとみやび先生は教えてくれていたが、今のところそれがまだない。だけど、夢中になっていることが、1年のときは、恐竜とか書いていたのだが、ゴジラになったり、マーベルコミックになったりしているので、彼のオタクの変遷がわかってちょっとおもしろい。