もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

実は何とかやりとげる次男

発達凸凹さんの特性からか、自分の体を上手に思った通りに動かすことが苦手な次男。

発達凸凹さんは、自分の体がどこからどこまでなのかわからないとはよく言われること。
そのせいか、サッカーは1年もたずにやめることになった。まぁサッカーは、そのこと以前に集団指示が入りにくく、みんなとおなじように行動することがまずできなかったのだけど。

だから、なわとびも苦戦、とびばこやマット運動も苦戦、自転車に乗ること、水泳、などさまざまに苦戦してきた。

ところが、きのう、スイミングから帰ってきたとき、アイスの棒を持っているではないですか!!

送っていくのは、わたし、迎えに行くのは夫と役割が決まっている。そして、テストに合格したときは、彼の大好きなアイスを買ってあげるというルール。

だって、スイミングにセブンティーンアイスの自販機があるんですもの。いつも食べたがるけど、テストに合格したときだけと決めている。

アイスを食べたということは、テストに合格したということね!!

「すごいやん!!がんばったね!!」

ほんとびっくりした。

年中からスイミングを始めたときは、顔をつけることもままならず、もぐったりすることはもってのほか。行ってプールに浸かっているだけという状態を長らく続け、水慣れ、伏し浮きなど終了し、まともに泳ぎを教えてもらう段階に入る頃にはもう1年生になっていたような。そこから、クロール、背泳ぎと習得し、現在平泳ぎを練習中だった。

平泳ぎはとにかく難しい。足と腕のタイミング、それぞれが別の動き。発達凸凹さんにはそれがこの上なく難しく感じる。

「行きたくない」

顔をつけられないときも、行き渋ることのなかった次男が平泳ぎに入ってから行き渋った。
それでもここ3.4か月、粘って練習を続けた結果が昨日の合格。

涙が出そう。わたしが。次男はあっさりしたものだったけれど。

そうなのだ。次男は何かと習得するのに時間がかかる。でも結局何とかやりとげるのだ。意外と。