三者面談
いざ三者面談。
三者といっても今回の面談は、親である私、担任、コーディネーターと呼ばれる人の三人で、目下のところ問題となっている次男について、次男抜きでお話しするというものだ。
さてコーディネーターとはなんぞ??
一切の説明もなく進む。
後ほど本を読んで確認したところによると、正式名称は特別支援教育コーディネーター。
「教職員の中から選ばれ、保護者からの相談の対応や、福祉機関など関係機関との連携・調整をおこないます。」
だそうだ。
担任によると、クラスの他の生徒の保護者から、自分の子が心配な部分があるので、専門の先生に授業中の態度などみてほしいといわれたそうだ。
そして、その「他の生徒」を確認するために、コーディネーターが授業を見に来たところ、その「他の生徒」よりももっと問題があるとおもわれる、うちの次男が目にはいったそう。
「ご家庭での様子は?」「保育園のときに何か問題ありませんでしたか?」
「今まで検診で、指摘されたことはありませんか?」「お困りのことはありませんか?」
もちろん家庭ではすごーーーーく困っている。
宿題にとりかかることがなかなかできません。学校の準備がおわりません。決まった時間に起きられません。学校に出発する時間までに服を着替えることができません。靴のベルトの締まり具合が気になってなかなか出発できません。集団登校の集合場所に集まる時間に集合できません。集合時間をすぎてしまうと怒ってランドセルをなげます。
保育園のときは、お迎えに行っても帰ろうとしません。お友達をたたいてスイミングに行くバスにのせてもらえないことがありました。友達に挨拶されても挨拶しません。
非常に困りごとだらけなのだが全部言うの??
「学校では、授業中に立ち歩いたり、指されていなくても前に出てきたりします。怒ったときは、教室から出て行ったりします。」
「そうですか。」
同じようにそうした心配のある子どもを持つ親から聞いたところによると、ウィスクなるものがあるらしい。子どもの苦手な部分や得意な部分がわかる代物だというのだ。
ただ先生からやりましょうとは言いにくいらしい。
だから、
「テストみたいなものがあるらしいですね。やってみようと思います。」
とこちらから言った。
「そうですね。」
あからさまにほっとした様子。
「こちらも苦手な部分が分かるとサポートもしやすいので、、」
だそう。
こっちも白黒つけたいタイプ。渡りに船?というのとは違うかもしれないが、流れに乗っていってみようではないか。