診断の日
そして診断の日。
診断の日は、わたしのみの受診。
午前、仕事前に病院にいく。
朝イチの受診はほとんど待ち時間なくっていいなぁ。
「おはようございます」
MSPA特性チャートというものを渡される。
コミュニケーション、集団適応力、共感性、こだわり、感覚、反復運動、粗大運動、微細強調運動、不注意、多動性、衝動性、睡眠リズム、学習、言語発達歴の項目について、それぞれ1~5で評価が行われていて、円グラフのようになっている。
突出している部分が、要支援、要配慮の項目ということになる。
1は気になる点はない、2は多少気になる点はあるが通常の生活環境においてこまらない、3は本人の工夫や周囲の一定の配慮(上司、担任など)で集団生活に適応、4は大幅な個別の配慮で集団生活に適応(上司、担任などの十分な理解や的確な配慮による支援がなければ困難)、5は集団の流れに入るより個人単位の支援が優先され、日常生活自体に特別な支援が必要となる
次男については、衝動性、多動性、不注意について3.5~4。こだわり集団適応力について3。それ以外は、2.5までの間に収まっている。
一目瞭然。
医者からは、ADHDの特性があり、それに加えて自閉症とのこと。
まずは、多動、衝動の部分をしっかり治療をして、学校の授業をちゃんと受けられるようにしましょうとのこと。
薬をのんでいきましょう。
薬はずっと飲み続けていかなければならないものではなく、本人がもう薬なくても大丈夫という段階になればやめてもいい。
便利な道具という風におもって、つかってみましょう。
薬を飲むという選択肢。
受け入れられない人も多いと聞く。体に負担がまったくないわけではない。副作用もある。重病人みたい。子どもが本来の姿じゃなくなる。など。
だけど、わたしは、飲ませることにした。
飲むことによって、彼が学校でしっかりと勉強し、すこしでも快適な生活が送れるようになるならば。
もちろん、わたしももう少し楽になったらいいなという気持ちも。
「診断書を書きますか?」
「いまは必要ないので、家族や担任にはわたしから説明しておきます」
と言って、終了。
診断を受けた。
もちろんやっぱりショックじゃないと言えば嘘になる。
でも想像以上に安堵が大きかった。