もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

眼鏡のつるが、もう曲がってるんですけど

次男がメガネをつくった。

学校から視力についてのお知らせがきて、眼科に行き、仮性近視かもしれないとしばらくワックをやったものの、視力が上がらず。
はい、近視確定ですね。とあいなった。

そりゃ、自由時間のほとんどをスイッチで動画視聴、お絵かきで過ごしているんだもん。
当たり前といえば、当たり前。
時間の問題といえば、時間の問題。

近くを見すぎ。
でも行動を変えるなんてできないよねぇ。

それで、近くのショッピングモールに入っているメガネやさんを見て回り、Zoffで購入することに。
最近は、メガネも安くなったなぁ。とはいえ、もちろん従来のようなメガネやさんももちろんあって、そういうところの方がいいのかもしれないけど、そういうところのは、手が届かない。
それに、すごくかっこ良くなった。大人とおなじようなスタイリッシュなものが買える。
わたしが小さい頃、うん十年前最初に手にしたメガネとは大違い。

良かったことは、次男はメガネが似合う。
すっごい賢そうな子に見えるじゃん!!
親の欲目笑

黒のすっきりとしたデザインに決め、その日のうちに調整して出来上がり。

「ここで装着していきますか?」

「はい」

おぉー、ドラクエで武器とか道具、買ったときみたいだー。
次男に新しいアイテムが増えた。

それが土曜日のこと。

月曜日、あれ?なんか、メガネのつるさわってるじゃん。

「え?メガネどうしたん?」

「曲げちゃったー」

「はぁあ、調整してもらったメガネ勝手にいじったらあかんねんで!!」

ついつい大きな声を出してしまう。

そっから教えなあかんかったかー。

よく見てみると、右と左のつるの内側への入り方、角度が違っている。

「ほら、こうやって見てみ。右と左の角度全然ちゃうやん」

「えぇー、そうかー?そんなことないと思うけどなぁ。あっっ!!ほんまや、ちゃうわー」

なんて軽く言う次男。

「動いても落ちへんように、当たっても痛くならんように、かけつづけてても大丈夫なようにしてくれてんねんで。自分ではできへんやん」

と説明して、再び、メガネやさんという道具やさんへ。

「ちょっと曲げちゃって…、調整してもらえませんか」

「いいですよ」

あたたかさがしみる。

もうこんなんなってもうたんかい!!と心のなかで思われてるかもしれないけど。

考えてみたら、ADHDの次男。
触りたい、曲げたい、どうなるのか知りたい、そう思うとやらずにはおられないよねぇ。

ユニクロさまさま

うちの発達凸凹さんたちは、あまりお洋服に興味がなく、いつもだいたいおなじ服を着ている。
たんすの引き出しの一番手前にあるものを選んで着るので、洗濯したものをいちばん手前にしまっておくと、ほぼ毎日おなじ服を着ることになる。
本人はそれでいいらしい。
でも、毎日同じってちょっと、と母は思ってしまうので、洗濯したものは奥にしまって、いろんな服を着てもらうようにしている。じゃないとおなじ服ばっかり傷んでまうやん!

しかし。
服のデザインにはそれほど頓着しなかったとしても、服の着心地には、こだわりをみせる彼ら。いろんな服があるといっても、ただの色違いとかそんなもんである。

苦手なもの。

ごわごわ。
シャカシャカ。
ピタピタ。
襟つき。
起毛。
刺繍。
テロンテロン。
ボタン付き。


ふたりそれぞれ違いはあるけれど、おおまかにはこういった感じ。
固めの生地が無理。ナイロン系の生地が無理。襟がついていると首が気持ち悪い。起毛はこそばい。刺繍がついているものは、内側がチクチクするから無理。

そんな彼らにとってもやさしいのがユニクロさまです。
毎シーズンおなじシリーズがある。スタンダードなラインは変わらない。成長してサイズが変わっていっても引き続きおなじものが買える。

ほんと安心安全です。

次男は、ウルトラストレッチドライスウェットフルジップパーカは、小さいサイズから着続けて、今年3代目。
まぁ、好みの色がなくなっちゃったりするのがちょっと残念だけど、そこは目をつぶる。

あとオプションで無印とH&M。これで全身、インナーからアウターまで全部、いつもおなじ着心地、おなじデザインのものが毎シーズン、買えます。

発達障害家族の悩みが一挙解決。

長男、修学旅行から帰宅。さっそくの大暴れ。

きのう、長男が修学旅行から帰ってきた。

天国の終焉。地獄の再開。

帰ってきて、ごはんを食べて、荷物の片付けをはじめたところまではよかった。
なんかお利口じゃないか。楽しめて、充実感があるだなぁ、なんて思ったのも束の間。

ポケットにいれておいたはずのハンカチがない。と言い出した。

洗濯場に洗濯物を運び出した頃だ。
2日の行程なので、ハンカチは2枚洗濯行きになる。ところが1枚しかない!!というのだ。
最初は家の中を落ち着いて探していた長男。

見つからず、だんだん感情が落ち着かなくなってくる。昂ってくる。

「なんでないねん!!」

知らんがな。

「さっきまであったのに!!」

「気持ち悪い!!」

どこに入れていたのか、いつまであったのか、などを静かにひとつずつ尋ねてみる。
もうヒートアップしちゃってる彼、激昂しながら答える。

ズボンの前の右側に入れていたと帰りのバスに乗っている途中にはあった、と。

答えながらも、彼が食卓としている小さなテーブルを投げつける。
何度も投げられて、息も絶え絶えで、脚がとれかかっていたテーブルさんは、今回で力尽き、脚がすべて取れて完全に死んでしまった。

足を踏み鳴らし、泣き叫ぶ長男。

待て待て、ハンカチやぞ。
テンションとなくしたものがアンバランスじゃない?
なんでなん?それわたしが知ってるハンカチ?

と、わたしはいまいちピンとこないのだが、夫は気持ちはよくわかると言う。もちろんそれで暴れることに対しては否定的であるが。

「完璧」を目指す彼にとっては、「見つからない」ということが「気持ち悪」くて仕方ないのだろうという。

だから、むしろ暴れたりしていないで、落ち着いて、可能性を潰しながら、探せよ、と言う。

探したけど、家にはない。それは確実。バス降りるまであったのか。それなら帰り道に落としたのではないか。バスを降りたときにどうだっか記憶がないなら、バス会社に問い合わせる。

などそういう要領で、自分の記憶をさぐり、ひとつずつに可能性を消していけばいい。

と合理的なアプローチを提案する。

まぁ興奮状態の長男は、夫の合理的な提案も受け入れることができず、気の済むまで暴れ、暴れつかれて、お風呂にも入らずに寝た。

はぁーーーーー。とにかくめちゃ疲れた。

長男、修学旅行、ほっとするひととき

昨日から、長男が修学旅行に行っている。

でもコロナで日程が1泊2日に変わってしまったので、きょう、もう帰ってきちゃう。

昨日は、天国のような1日でした。
急に大声を出したり、煽ってきたり、マウントを取ろうとしてきたり、机に手を叩きつけたり、部屋の中でボールを蹴ったりする奴がいなくて。

次男と借りてきた映画を見たり、ボール投げをしたり、遊びが終わったら、ゆっくりと漫画を読んだり。

ノーストレスな1日を過ごすことが出来た!!
はぁ、予想はしてたけど、長男がいなかったら、心臓いたくなるくらいのストレスから解放されるのだ。

きょう、もう帰ってきちゃう。夕方には。
もっと長く行っててくれないかなぁ。

ネットスーパー始めました

ネットスーパーの活用をはじめた。

うちだと、イオンが届けてくれる。

わたしは、日曜日に近くのスーパーで大量まとめ買いをする。お値段がやすくってすごく気に入っている。レジかご2つ分は、買う。

だけど、週の途中でたま切れしちゃう。だったら、レジかご3個分買うかぁとも思うのだけれど、車で行ってるとは言っても、ちょい大変。エコバックに詰めたり、車に載せたりとかさ。今でも、おっきめのエコバックふたつにぎゅうぎゅう。

なので、木曜日くらいに買い足しをしてた。
だけど、平日ってふたり分の子供の送迎があって、時間が足りない。

なんで、こんなに時間が足りないんだ!!

まぁそもそも、長男がひとりで、自転車にのって、整形外科行ったり、放デイいったりしないからなんだけどさ。
送迎しないと、行けないって暴れて余計大変なことになるから、まだ連れていって、少しでも長男が、家にいない時間をつくる方がずいぶんまし。ストレス減る。
わぁー、ほんと毎日ストレスフル笑

それと買い足しをするために買い物に行っているからだ!!ということにも気づいた。
なぜなら、勝間和代さんの本を読んだからだ。
「勝間式超スローライフ」という本。
これに書いてあった。

勝間さんの合理的な時間の使い方をちょこっと真似しようと。

イオンのネットスーパーのサイトで、日曜日の大型買い物後に、買い忘れたもの、これから要りそうなもの、を気づいたときに買い物かごにちょこちょこっとといれておいて、木曜日の午前中にポチっとな。
すると、木曜日の夕方に届けてくれる。

という使い方をしている。そりゃ全部ネットスーパーにした方が楽チンかもしれないけど、やっぱ近くの激安スーパーも捨てがたいもんなぁ。

だから、肉魚など、イオンで購入するとちょい高めだから、激安スーパーで1週間分買って、週の終わりに使いそうなものは、冷凍。
イオンで買うのは、どこで買っても同じくらいの値段、もしくはトップバリュ品でお安いもの、にしている。ヨーグルトとか納豆とかさ。

すると木曜日の夕方がゆっくりできるようになったのですよ!
お茶のんだり、本読んだり、新聞読んだり。

そこくらいしかゆっくりする時間がないなんて、それはそれで、わたしの人生悲しいけどさ。

長男、3度目の整体&ビジョントレーニング

きのう、長男は3度目の整体。

上半身の歪みを直したのが1回目。
2回目と3回目は下半身の歪みにとりかかっている。
昨日の3回目は、主に股関節。
彼の足首は、これまで異常に固かった。正座をしてそこから上半身を後ろに倒す体操をしようとすると、足首が固すぎるために痛くてできなかった。
股関節の歪みを直すことで、足首の固さもましになったようで、この体操が簡単にできるようになった。びっくり。

問題の目の見え方は、まだ解消!!すっきり!!とはいかないまでも、今までよりも焦点を合わせやすくなっているそう。

体の感覚も目の見え方も、本人にしかわからないので、「本当??」とは思うものの、結果は上々なようだ。

そら、お金かけてるもん、上々であってほしいわ。お願いやから。

あと、身体に力がいつも入っていて、うまく力を抜くことができなかったけど、(発達凸凹ちゃんたちの、身体カチコチ、ぎこちない動きの原因?)力を抜けるようになってきたらしい。

整体の効果なのか、ビジョントレーニングの効果なのか、その合わせ技なのか。

その結果、サッカーでボールを蹴るときに力の抜けた良いロングボールを蹴られるようになったらしい。
あと、リフティングがうまくなったらしい。
(てか、とっくにサッカーはやめちゃってるので、体育とか休み時間の遊びでの話なんだけどね)

彼は、とにかく一番これを喜んでいる。

あーあ、だから、サッカー今までちっともうまくならんかったんか。

整体って今まで知らんかったけど、偉大。

もう少し整体しちゃえば、今後はそんなに頻繁に整体しなくてもよくって、ビジョントレーニングだけでいいらしい。

宿題は百害あって一利なし

宿題は百害あって一利なし。

これは、本田秀夫さんがおっしゃられていることだ。
発達障害の子供について。発達障害の子供に限らずだったかな。

本田先生の最新の「子どもの発達障害: 子育てで大切なこと、やってはいけないこと」という本に記載があった。

それぞれの子供には、適切な量があって、それを考慮しないで、子供全員におなじ量の宿題を課すということは、子供の学習意欲という見地からまったく利のないことという趣旨である、
わたしの理解が正しければ。

これは、まったくその通りで、うちの子たちは、教えられたことはちゃんと理解している。宿題で出される範囲の問題については、ちゃんと解答できる。

だけど、ものすごく時間がかかるのだ。こんなことしてたら、勉強が好きになるどころではない。

時間がかかるなら、たくさんやれば早くできるようになるやろ、これは正論だ。

好きではないことに対して、集中力を保つことができない。
だから、ひとつやっては、休憩し、って感じで。
割り算の筆算を20問もやるなんて、彼らにとっては、途方もない労力がいる。
それに、次男は、紙に空白があると、絵を描かずにはいられないのか、宿題のノートの空きスペースに必ず絵を描く。

それが、わたしの思いつくものすごく時間がかかることの理由。

そんなもん、我慢してやらせなさいよっていう声も聞こえてきそうだけど、それがやれないから障がい者なのだ。

だから、本田先生の言うことはものすごく良くわかる。

本田先生の解答としては、学校に宿題の量の調整をしてもらいましょう、なんだけど。

それも言うは易く行うは難しで。

というのも、学校は、わたしが量を減らしてほしいとお願いすると、たぶん減らしてくれるだろうと思う。次男の場合、学校の理解も進んでいるので。
(長男の場合は、受験生なので問題外。やらないならどうぞ。内申点はつけられませんけど、となる。)
だけど、こだわり強しくんの次男。

学校は、きちんと毎日行くもの。宿題は毎日、死にそうになってもやるもの。紙の白いスペースは絵で埋めてよいもの。

だから、やらなくていいよ、なんて言葉には効き目がない。

それが、ぼくはぼくが無理なくできる量をやればいいんだ、と思えるようになるのも、障がい受容、障がい理解なんだろうけどなー。

ちなみに長男の小学校の時は、全然発達障害だということに気づいてなくて、宿題をやってるかどうかもノーマークだったら、(当然やってるもんだと思ってた笑)全然やってなかった。
夏休み前に確認したら、1学期の宿題、ほぼやってなかった。それはそれで、ちゃんと学校も教えてほしいよねぇ。(これは、ちょうど今の次男と同じ4年生の時のこと。1年から3年は、学童に行っていたので、ちゃんと毎日宿題してた)