もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

病院に通う理由

うちの発達凸凹さんたちは、病院に通っている。
正確には、通ってはいるが、彼らは夏休みとか春休みとか学校がお休みのときだけ。
普段は、わたしひとりがいく。わたしが彼らがどのように過ごしているのかを話す。

なぜ病院に通うのか。

病院で診断されないと発達障害ですと言えない。
病院で診断書を書いてもらわないと福祉のサービスを受けることができない。
病院で診断書を書いてもらわないと通級指導教室には通えない。

そしてあとは投薬してもらうため。

そんなところか。

発達障害は、治らない。
どれだけ薬を飲んでも治らない。
社会に適応できるようにトレーニングするだけ。
いわば対症療法である。
だから薬もADHDの症状を緩和するためのものでしかない。
しかも効いてる??程度の効果。

でもなぜ行くのか?

わたしの心を軽くするというのが一番の目的かもしれない。
繋がりがある、定期的に行って相談するところがある、ということは、保護者の気持ちをものすごく軽くする効果があると思う。

確かに放デイには通っている、通級にも通っている。
でもこんなことで困ってますっていうわたしの話をゆっくり聞いてくれる場ではない。
発達障害者支援センターなどの公的な機関も依頼すれば聞いてくれるが、困ったことがあった場合、だ。

困ったことがあってもなくても、次はいつくらいに来てくださいね、と当たり前に予定をいれてくれるということは、意外とものすごい効果があるんだな、

と最近気づいた。

調べものがすき

うちの発達凸凹さんは、調べものが大好きだ。

とくに、次男、それと夫。
まさにオタク。
夫のオタクは、鉄道、プロレス、サッカー、アメフト、自転車、ゲームなど筋金入り。
とにかく調べる。
子供の頃から図鑑が大好きだったらしい。
いろんなことを知っているから、聞けば教えてくれるし、知らないことは、調べて教えてくれるから、まぁ便利使い出来る。

夫によると、好きだから当たり前に調べる。

しかし、そもそもの要因は人見知りにあるらしい。
人見知りすぎて、人に聞けないようだ。だから何でも自分で調べることが習慣になったみたい。

まさに夫のDNAを引き継いだのが次男。
夫と同じように図鑑が大好き。
今の一番お気に入りが、ドラクエのモンスター図鑑。

夫の子供時代になかったもの、インターネット。それを次男は生まれながらにして持っている。夫の子供時代より相当有利である。

インターネットも図鑑も駆使して調べる。
ドラクエ、マーベル、ゴジラハリー・ポッター。現在の流行りはこれくらいか。

でも次男9歳にしてオタク変遷がある。
モンスターズ・インクのモンスター、仮面ライダー、戦隊ヒーロー、ウルトラマン、恐竜など数々。

それら全部そういえば図鑑持ってるわ(笑)

次男とハリー・ポッター

次男は、ユニバーサルスタジオではじめてハリー・ポッターのアトラクションに乗ってから、ハリー・ポッターに、興味をもち始めた。

やっと規定の122cmの身長を突破して、乗れた。

ハリー・ポッターの映画を今まで見たことがなかったんだけど、最初から順番に見始めた。
わたしは、途中までは見たことがあったんだけど、完結してなかったし、内容もうっすらとしか覚えてなかったので、ちょうどよかった。

ふたりで楽しみに順番に見ていたのだけど、途中から、次男は事前に調べ始めた。

前にもここに書いたけれど、うちの子供たちはネタバレ平気である。
むしろ率先してネタバレする。
何でもYouTubeとかで情報を仕入れられるこの世代の子達の特徴なのか発達凸凹さんたちの特徴なのかはよくわからない。
いずれにしても、先の見通しがたたないことを不安に思う凸凹さんにとっては、その方がいいのだろう。

でも次男はいいけどさぁ。わたしはネタバレしたくないんだよなぁ。


「この作品でダンブルドア先生死んじゃうんだよー」

とか

「ほんとはさぁ、スネイプ先生すごくいい人なんだよー」

とか、知りたくないんですけど!!

そういうこと、自分は先に知っておくの好きかも知れんけど、ママは嫌だから言っちゃいけないんだよと何度も言うんだけどなぁ。

凸凹さんはその言いたい衝動が押さえられないのでしょうか。
それは凸凹さんだから、ではないのでしょうか。

次男、ふわふわ好き

次男は、ふわふわ好きだ。大抵の人がふわふわ好きだとは思う。

ただ、次男は、シャカシャカな服が着れない、起毛のタイツがはけない、マスクがつけられないなど、感覚が過敏なところがあるので、ふわふわに対する執着もちょっと違う感じ方があるのかもしれない。

ふわふわの猫のぬいぐるみを持ち歩く。
ふわふわのしっぽのキーホルダーをよくさわっている。

接触して、不快に感じるものが多いだけに、気持ちいいふわふわに執着するのかもしれない。

まぁただのライナスの毛布的な感じかもしれないけど。

先日、ふくろうに触った。ぬくもりの森の中のふくもりというお店。
(浜松にある。おとぎ話に出てくるような町のようなとこ。メルヘンな感じ。とっても素敵)

ふくろうって、羽がすっごいバサバサなのかと勝手に思ってたけど、すっごくふわふわ。
おっきな目でじっとみてくる。
おとなしい。ふわふわ。癒される。かわいい。
次男もいたくお気に入りで、ずっとさわってた。
待ちのお客さんが増えてきて、

「待ってる人いるから、かえろっか」

と促すまで。

ふわふわは、次男をすごく落ち着かせてくれるようだ。

嘘をつかない。自分を良く見せようとしない。

発達凸凹さんは、嘘をつかない、気がする。
うちの子供たちは、嘘をつかない。
むしろ、嘘ついてでも誤魔化したりしろよ!!
と逆に思うこともある。
良く言えば、素直、正直。悪く言えば要領が悪い。

今回はこんな場面。
小学校で、規則正しい良い生活をしましょう!!週間みたいなのが、年に3回くらいある。
9時に寝て、6時に起きます、というような目標を設定する。
あと、運動をしたか。朝ごはんを食べたか。ゲームをしないで過ごせたか。歯を3回磨けたか。

まず、寝る時間、起きる時間が、目標として好ましい時間でない。
普段、10:15寝、7:00起き。

じゃあ、このときくらいは、ちょっと早めに設定して、がんばろっか。

嫌だ。いつも通りやる。
10:15寝る、7:00起きるという目標を記入。

でもさー、みんなもっと早いんだよ?はずかしくない?

別に。

じゃあさ、とりあえず一応ちょっと早い目の時間書いとかない?
君は恥ずかしくなくても、わたしは恥ずかしい。
嘘をつかそうとする、悪い母出現。

えー、そんなんええわ。

自分をよく見せたい、という思いがない。

それから、

ゲームは毎日やったから、毎日×やわ。

歯みがきは夜しかせーへんし、毎日×やな。

朝ごはんは毎日食べてる。毎日◯や。

正直すぎる。
ちょっとはいい格好しいひん??
それにもう少し努力してみるとか??


子供たちがすこしは努力しようとするだろう、自分を良く見せようと思ってるだろうという想定のもと、キャンペーンをやってるのでしょう。

この、キャンペーンは、うちの子みたいな子ばっかりやったらまったく意味のないキャンペーンになっちゃうよね(笑)

長男、初めての通級指導教室

先日、長男が初の通級指導教室に行った。

中学生が通級に通うというのは、わたしの住んでいる自治体においては、非常にむずかしい。

すべての中学校に通級指導教室がない。
うちの長男の中学校にもない。
近隣の中学校で通級指導教室を設置している中学校に行くこととなる。
これが一つ目の選択肢。
これは、平日の昼間の授業中に自分の教室を抜け出して、通うことになるのだから、子供にとってハードルが高い。
親にとっても送迎面でむずかしい。

夜間に行われる、トワイライトという通級指導教室に行く。
これが二つ目の選択肢。
一つ目の選択肢がむずかしい家族が希望するのだから当然、希望者が多い。
定員がすぐに埋まってしまう。
うちも去年から希望を出していて、今年度ようやく受けられることになった。

この定員の少なさ。もっと改善してほしい。

で、今年度になって先日初めての通級に行った。
最初は、親も一緒に入った。
今後は、子供だけ。でも子供が受けている間ずっと待機していなければならない。
送迎も保護者が責任を持ちますという誓約書まで書かされた。
親の負担が多すぎるやろ。
受けさせてあげてる感、障がい者やから仕方ないやろ感がすごいやんかと思うのはわたしだけかしら。

まあ、それはいい。
仕方ない。わたしが希望したことだし。

最初は、軽くお互いのことを知るくらいの感じ。
でも長男が大人の人と話すところをほとんどみたことなかったので、新鮮だった。
意外と丁寧にハキハキとお話しできるようだ。

でも相手の目は見ない。

そうなのです。
発達凸凹さんは、話すとき相手の目および顔を見ない。
これ、なんでなんだろうねー。
わたしも結構苦手です。

そもそも次男の通級も見たことない。
こんな感じなんだぁ、ということが分かった。

基本的に自分がしたいことができるみたい。体を動かしたり、楽器をしたりとかも。
長男はお話をしたい、と言っていたので、お話?が中心となるのか?
始まってみないとよく分からないけど、また書きたいと思う。

アメージングアドベンチャーオブスパイダーマン ザライド 完コピ

次男は、ユニバーサルスタジオジャパンが大好きだ。
とりわけ、スパイダーマンのライドが好きだ。
というよりも、スパイダーマン自体がが好きなのだ。

スパイダーマンが好きになったきっかけは、全然覚えていない。
保育園に通ってたとき、まだ2歳くらいのときに保育士さんとスパイダーマンの真似事をしていたことを覚えているので、その頃から好きだったのだろう。
だから初めてスパイダーマンのライドに乗る前からもうすでに好きだった。

発達凸凹さんは、脳内に映像をそのまま記憶できる人が多い。
次男もそうらしい。頭のなかで映像を再生できるらしい。次男の頭のなかをのぞけないのが残念だ。

スパイダーマンのライドが好きすぎて、脳内で再生する。
そのうちに自分でアテレコを始め、セリフや効果音を完コピできるようになった。

車に乗ったときなどに、助手席でやってくれる。ライドはほぼ5分くらいだが、次男のも5分くらいなので、ほぼ時間通り。

なんか乗った気になれるので、ちょっと楽しい。
わたしは全然「映像」が見えていないのだけど。