もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

兄弟が仲良く遊んでいる。これ夢ですか。

きのう、わたしが帰宅すると、なんと!!兄弟が仲良く遊んでいる。
外でボール投げたり、蹴ったりしながら。

何をそんなに?驚くの?すっごい普通のことじゃない?なんで?当たり前じゃん?兄弟でしょ?
そりゃそうおもうでしょう。

当然のことながら、兄弟はあそびたがる。

でも、兄は必要以上に、弟に指図する。指導する。言うことを聞かせる。これは、「こうでなくてはならない病」だ。「こうあるべき病」、「こうすべき病」ともいう。

弟は、指示された通りにできない。自分のやりたいようにやる。これは、「こだわり病」である。あと、「からだが思う通りに動かない病」でもある。

兄は、怒る、キレる。「カッとなる病」、「許せない病」あたりか。

弟は、パニックになる。その辺を走り回る。どこか隅っこにいって固まる。「パニック病」「何かにつき動かされるように動く病」の発動。

弟がその辺を走り回った結果、車にひかれそうになり、兄の導火線に火がつき、弟をなぐる。弟、泣く。泣いたことでさらになぐる。

というストーリー。これがいつも。
その途中経過のどこかで、わたしが割って入らなきゃいけなくなる。
もう行くとこまで行けやと思って、ほっておこうと思うことももちろんある。
兄弟ゲンカなんて、ほうっておけばいいやん、お互いに痛かったらやめるし、なんて、みんな軽々しく言う。だけど、絶対に弟はやりかえさない上、兄は加減がわからないので、弟が死にそうになったり、最悪死ぬことになる。

だから、遊ぶな!!とわたしは、言う。いつもおなじ結果におわるから。結果はいつも目に見えてるから。

しかし、遊ぶ。
まさに「何度もおなじことをくりかえす病」である。

ところが、きのう、仲良く遊べているではないか。ふたりとも少しはお互いを許容して、歩み寄ったり、譲ったりすることができるようになったのか。

マジで泣きそうだーーー。その間2時間くらいひとりでお家で本を読んだり、お茶を飲んだり、ゆっくりすることができた。
感動だぁ。

こんなこと、普通のお家じゃ当たり前のことなんだろうなぁと思う。普通のお家では、この有りがたさや幸せに気づいてないだろう。わっはっは。わたしなんて、この幸せに気づいてるもんね。すごいだろう!!と負け惜しみのように言っておく。

だけど、「おなじことを毎回できるわけではない病」もあるので、昨日だけの出来事になっちまうかもしれないが。