もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

デトロイト ビカムヒューマン

発達凸凹さんたちは、「決める」ということが苦手だ。「決める」ということにたぶん途方もない労力を使う。いいすぎか?でもたぶんそう。

あの発達障害だと言われているスティージョブズも毎日服を決めることに、いちいち労力をつかっていられないので、おなじ服を何セットも買って、着ていたとか。

で、デトロイト ビカムヒューマン。ゲーム。名前からわかるようにアメリデトロイトが舞台。
夫が面白そうだと言って、セールのときに買った。プレステにダウンロードして遊んでる。

3人のアンドロイドを操作する。2038年には、アンドロイドを買って、お手伝いさんにしたり、軍の兵隊にしたり、ショップの店員さんにされたり、になってる。アンドロイドは至るところにいる。風俗店にもいる。

アンドロイド3人にそれぞれのストーリーがある。行動を◯△□✕ボタンで選んでいく。進んでいくストーリーも何通りもあって、ゲームする人によってエンディングもさまざま。

夫がやって、楽しかったから、わたしにもやったらと勧めてきた。わたしみたいにゲーム音痴な人でもできるからと。
ゲームを始めて、少し建ったとき、次男がやりたがった。ゆずった(笑)

アンドロイド達の行動を決めるのに、制限時間もあるからどんどん決断していかなきゃいけない。次男は、迷いながらもちゃんと答えを決めていく。そして、それに伴って、ストーリーが枝分かれしていく。選択することによってそのアンドロイドの運命が決まっていく。
結局、これアンドロイドがどんどん自分の意思を持って(変異して)、自由を求めるお話。

あれ?これ、凸凹さんが決定をしていくトレーニングになるじゃん、と思った。
結構、あー、あれ選んだから、こんなことになっちゃったやん!!と彼はたまにパニックになったりするのだけど。

結局、最近次男はゲームを終えた。デトロイトでアンドロイドが化学兵器をつかって、街を破壊しちゃった。でも化学兵器は、アンドロイドにとっては、害にならないらしく、「自由だーーーー!!」って言ってたので、ある意味では、独立成功??
もちろん平和的解決のエンディングバージョンもあるんだろうけど。
いろんな場面で、「殺す」「戦う」「革命」を選んでたから、まぁそうなるでしょうね、という感じ。

あと次男がやりはじめたら、長男もやりはじめてはまってた。意外と凸凹さんたちにはウケるゲームなのかも。

選択もそれに伴う結果もじぶんのものということを覚えてほしいなり。