フィギュアの方がストレスがない話
長男と次男、それぞれの買い物の話。
長男は、お小遣い、もしくは誕生日プレゼントで主にゲーム、サッカーグッズ、自転車など実用的なものを購入してきた。
まぁありがち。
次男は、ゲームも買うが、ドラクエやゴジラなどのフィギュアが多い。昔から仮面ライダーのソフビなんかも。そして飾っておく。
実用的なものを買えよ!!とずっと思っていた。
飾っておくだけなんて何にもならんやん、と。
でも長男の一見実用的なものが、使わなくなって無用の長物になっていくのを見るにつけ、夫が、
「なんかフィギュアとか何の役にも立たんやんって思ってたけど、もともと使うものじゃないから、置いてあるだけでも腹立たんな」
と言った。
なんかいい得て妙。
要するに、フィギュアは、そもそも置いておくだけのものだから、「使う」「使わない」、「有効活用している」「無駄なものになってる」などという価値観にとらわれることがない。
夫は、フィギュアなどただの飾り物にはまったく興味がなく、なんでこんなもん買うんやろうなぁと思ってた。
一方、長男の方は、本人がほしいというものを買ってあげても、持ち前の飽きっぽさで、使わなくなるのも早い。使っていないのを見ると、なんか腹が立ってくる。それすごくよくわかる。
フィギュアの場合、置くことにすでに価値があるので、ずっとその価値を保ったままだ。
うーん。なんか含蓄のある発見。
次男は自分の部屋に愛すべきフィギュアたちを並べて、ご機嫌である。
長男は、使わなくなって無駄になってしまったものに部屋を占領されている。