もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男、一歩踏み出す勇気がない

長男が自転車に乗らなくなった。

彼の熱が冷めやすいのは、以前からよくわかっていたこと。

熱が入っていたときに、買い求めていまは無用の長物となってしまったものが自宅にゴロゴロある。

古くは、レゴ。サッカー用品、ウェアやシューズに始まり、ラダーやコーン。ペン回し用のペンなどなど。

そこに自転車グッズも加わろうとしている。

あーあ、自転車だけはちがうと思ったのになぁ。彼の長きにわたる友達になってくれるとおもったんだけどな。

中学生にとっては、遠くまで行ける魔法の道具、じゃないんかい!!

遠くへ行きたいっていうそもそもの野望がないんだもの、そりゃ不要だわね。

わたしは子供のころ、遠くへ行きたくってしかたなかったけどな。
まぁ、わたしと彼は違う人間だから。

彼に聞くと、いろんなところに行ってみたいという気持ちはあるが、怖いらしい。

そっかぁ。
そうなんだぁ。

わたしは、若い頃、無謀、無鉄砲、慎重さの欠片もなく、好奇心のおもむくまま、突っ走っていた感じだった。なんとかなるだろうという甘い見込みで。
だから、彼の気持ちはわからない。
逆にうらやましいと感じる部分もある。
彼のような慎重さがあったら、取り返しのつかない失敗の数々は、もっと少なくてすんだだろう。

でも夫は、彼の怖い、不安という気持ちがとてもよく分かる、と。
だから、前もってこれ以上ないくらい調べるのだと。そこまでしてもなお不安だという。
でも調べ尽くせば、不安も最少となるらしい。

目的地までのルート、駐車場の候補地を数ヶ所、目的地にどんなものがあるか、どんなところなのか、などなど。
昔は、インターネットがなかったから、調べるのが難しかったけど、今はネットで簡単に調べられる。
ストリートビューで相当予習もできる。
夫に言わせれば、長男は調べ方が甘いらしい。
そもそも調べてないやん、そりゃ不安に決まってるやろ!!みたいな。

じゃあ、それを直接長男に言ってやってよとおもいますが……。ね。なかなかアドバイスとして言っても聞かない長男だからねーーー。