長男、壁の建設、気づいたらちょっと成長してる
うちは、ものすごく開放的な住まいだ。
トイレとおふろ以外、家のなかにドアがない。
部屋がドアでしきられていない。
アリの巣のように、通路の先に部屋があるような?感じだ。
長男の部屋もあけっぴろげなのだ。
それを長男は嫌がっている。そりゃそーよねー。
よく言えば、オープンで顔の見える住まい、悪く言えばプライバシーがない。
だから、自分で壁を建設すると言った。
じゃあ、自分で設計図作って、自分でやれるようにやってみたらどうかと言った。
設計図を作れない、お金がない、としばらく文句を言っていた。
でも貯めたお年玉使っていいよと言ったら、ようやくやる気になった。
ホームセンターでの買い物には付き合ってあげた。
板がでかい。
わたしの軽自動車には載らない。
ホームセンターで軽トラを借りるか、でも今は軽トラがなく、結構おっきめのトラックしかないよ、そんなおっきなトラック、私自信ないよ、じゃあパパが帰ってくるのを待って、パパの自動車に乗り換えて、ふたたび行こうか、などと苦労を重ねてようやく持って帰ってきた。
そこからは、長男がひとりで作業をした。
スタイロフォームで壁を建設し、ドアもスタイロフォームで作っていた。
まぁとりあえずできたものの、もっとなんとかならんかったか?とちょこっと残念な出来。
ちゃんと柱が入っているところに、ドアを止める金具を打たないから、すぐに外れてきちゃってる。
それは改良の余地があると自分でわかっているようだ。
まぁ残念な出来であるものの、壁ができたことで、少し自立をした。
ささやかな達成感もあるのだろう。
なんとか独立した部屋となり、母を遮断できた(笑)
だから、布団を畳んだり、明日の用意をしたり、着替えの用意をしたり、などわたしは容易に手伝えないようになった。
だから、必然的に長男が自分ひとりの力でやるようになった。
(てか、本来は、中3やぞ。当たり前やないか、なんだけど)
やったーーーー!!!わあい!!!
すぐに
「ママーー、やってーー、たすけてー」
と言わなくなった。
そして、朝の髪の毛の寝癖直しも、気づいたら自分でやるようになってる。