もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男のクラスわけ

長男は、この4月で中3になった。

高校受験をしようと思ったら、まずはちゃんと学校に行くことが大前提。不登校で出席日数が足りないと内申点が期待できなくなる。
一般の普通科は厳しくなる。

こんな仕組み、どうかと思う。実際。
中学校でなんらかの原因で来れなくなったけど、高校なら行けるんじゃないか、という考えだってあっていいはず。

しかし、学校に来ることを期待できない生徒を普通の高校は受け入れないというのも、当然といえば当然と言える。

なかなかじゃあ通信制の学校でいいじゃん、とは簡単に割りきれないわたし。

以前、中2の秋頃、発達障害者支援センターの方にアドバイスをいただいていた。

今、友人関係のトラブルで学校に行くことがギリギリなら、中3になる前に、中3のクラスわけに際し、仲良くできる相性の良い子を一緒のクラスにしてもらえるように最大限の配慮をしてもらったほうがいいですよ。

中2のその頃、クラスの友達と不仲になり、その子のグループや取り巻き的な子(男子でそんな子がいるなんて、ほんと正直驚きだった)から無視されることもあり、学校に行くことを渋り、週に1回2回と休むことが多かった。

でもさぁ、そんなんなんかズルじゃない?って思った。
学校に子供が安心して楽しく行けること、そのためならそれくらいお願いしても全然問題ないそう。さらに中3は学校に行かなきゃ高校には行けないということを考慮して。

お願いしたら、あっさりと要望は受け入れてもらえた。
本人に誰とおなじクラスになりたいか聞いてくれた。本人は、誰でもいいと言ったそうだ。でも担任の先生は、よく彼のようすを見ておいてくれたのだろう。

3年生、ふたをあけてみれば、彼の好きな子がいたようだ。そしてそのあたらしいクラスがとても気に入っている。

だから、3年生になってからまだ日は浅いが、行けなかった日は1日もない。そして行きたくないと行ったことは一度もない。ギリギリに登校していたのも、少しは余裕をもって行けるようになっている。

Good Job!!先生!!
なんて簡単なことなんだ。中学生にとっては、1日に8時間も滞在しなきゃいけない場所。しかも逃げ場なんてない。
そここそが現在、唯一の社会。
そこを改善せずに不登校の対策なんてそもそもできるはずがない。

友達、誰とでもうまくつきあえるわけじゃない発達凸凹さん。どんな友達からでも好ましく受け入れてもらえるわけじゃない発達凸凹さん。

でも理解してくれる友達、受け入れてくれる友達、守ってくれる友達、それが1人でもいれば、彼らは学校という社会で救われる。生きていける。