もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男にライフプランを考えさせる4

なんとか高校に入れたとする。

でも高校は行かなきゃ退学。

中学校のように、休めば先生が電話してきてくれたり、不登校でも卒業できるわけではない。
中学校よりも当然遠くなるわけだから、出かける時間も早くなり、当然それに合わせて早く起きることになる。
電車などの交通手段があるわけでもなく、自転車で行く事になる。暑い日も雨の日も雪の日も明るいときも暗いときも。

学業にモチベーションがあるわけでもなく、友人付き合いに期待しているわけでもなく、やりたい部活があるわけでもない。

今や何かのモチベーションがないとまったく動こうとしない長男。
「◯◯しなければいけない」からやる、というときには、なかなか準備にとりかからないし、嫌だ嫌だとひと暴れしてからじゃないととりかかれない。

とりあえず学校だけは、暴れながらも「行かなければいけない」から、かろうじて行っている。

こんなことで、高校3年間乗りきれるのだろうか。

「高校にいけばきっと変わるさ!!」

なんて、前向きな気持ちは、1ミリたりとも持てない。今までの彼を見てきた結果。

どんなことにも、嫌なところをかならず見つけ出す。
嫌なところをほじくりかえして、

「だから行かない!!」

と抵抗する。

はぁーーー。

「自分で行くと決めた高校なら行けるさ!!」

とわたしだって思いたい。

だから、まず今、彼には自分が行きたい高校、行けそうな高校、楽しく思えそうな高校、なんとかふみとどまれそうな高校、を必死で探して、見つけてほしい。

で、見つかった高校に行ける学力。

それが、ライフプランのゴールにつながる、最初の彼の目標。

まぁその目標ですらまだピンときてないみたいなんだよなぁ。