もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

意外とくじけない次男、スキー

日曜日、スキーへ行った。
うちは、スキー場に車で1時間ほどのところに住んでいる。シーズンに2回ほどスキーへ行く。

こんな状況下でもスキー場は例年と同じくらいの人出に見える。例年より多いくらいか?屋外だからか。

次男はスキーを初めて3シーズン目。なだらかなところではなんとか降りてこられるようになった。
長男はスキーは割りとできるようになったから、ボードをしたいというようになり、ボード2シーズン目。

発達凸凹さんは身体を上手に使うことが苦手だ。自分の身体がどこからどこまでか、認識することが難しい。だからスポーツなど新しいことを習得することに困難がある。

あぁ、この子はセンスがあるねー、とか、この子はカンがいいねー、とか、この子は飲みこみがはやいねー、とかそういうのとは無縁。

まぁ個人差はある。長男と次男では違う。でも総じてそれが凸凹さんに対するわたしの印象。

もちろんわたしを含めて。

自分の身体をイメージどおりに動かせない。自分の身体の境界線がわからない。自分とまわりの空間との距離感がわからない。

ましてや、スキー板やスノーボードを履く。なおさら、わからなくなる。

発達凸凹さん、特にADHDさんは落ち着きがなく、集団でいると必ずはみだす。集中力がない!と非難されることも多い。結果的に、不真面目のレッテルを貼られてしまう、ことがある。
なので、伝わりづらいかもしれないが、実は、ものすごく真面目だ。

次男は、スキーに関してもなかなか習得できなかった。足がいつもとは違う感触になり、いつもついていないもの(スキー板)がついているだけでパニックになった。歩けない、パニック。滑って立っていられない、パニック。

でも意外とくじけないのだ。もう嫌!!となってもまた落ち着けばまた取り組む。真面目で粘り強いのだ。その結果ちゃんと滑れるようになった。

日曜日も、滑り初めて早々に、氷になってしまっているところで転んで、顔のほぼ半分に擦り傷を負い、血まみれになった。案の定、もう嫌!!帰る!!になったけれど、お昼ごはんをたべ、落ち着けば、また再開し、その後は楽しいスキーとなった。
わたしはなかば諦め、温泉でもはいって時間を潰すことになるのか?などとおもったりしたのだけど。

長男も同様に、スポーツに関して習得が難しい。なんでそんなにうまくならんかなぁ??とサッカーをしていたときもため息をつきたくなることが多かった。でも意外と根気よくがんばるのだ。ほとんどできなかったリフティングもボールを落とさないで長い時間できるようにまで到達した。

なので、今回のスノボも、んーーー、と思ってしまうくらいなかなかスムーズに滑れるようにはならない。でも彼の粘り強さでいつかはできるようになるだろう。

発達凸凹さんは、あらゆることにものすごく時間がかかって、見ている方は諦めそうになるのだけど、彼らは諦めていない。

見ている方も粘り強く見てると面白い。