もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

髪の毛くるくる

長男の髪の毛の癖が年々すごくなってくる。
これが思春期か。

そういえばわたしも中高生のころの癖がいちばんすごかった。

生きてる!!って感じがする。
髪にも生命力を感じる。

わたしの髪と頭皮はどんどん年老いていくばっかりなのに。

長男は、まぁ中学生だから当たり前だけど短髪である。
しかし髪が長くなってくると、くるくるがどんどんくるくるしてきて、ドライヤーをあてても全然くるくるがまっすぐになってくれない。

自分でやれよ!!と思う。
そうなんです、わたしがやってあげてるんです。

そりゃ放っておいたことも何回もある。

そうすると、自分でやろうとしてやれなくて、パニックになって、おおあばれ。
挙げ句、もうこんなんなら学校に行かないと大騒ぎ。
そもそもくるくるのままでいいやん、と思うがそれは嫌。
寝癖も嫌。
そういうところにこだわりがある。

恥ずかしいとかそういうのではないらしい。
だって、人にどういう風に思われるかなんてほぼ考えない凸凹さんだもの。

「ちゃんと」なってないといけないんだろう。
「気持ち悪い」らしい。
凸凹さんの凸凹さんっぽい完璧主義。

それなのに!!

美容院をこの前、直前になってキャンセルした。
わたしたち家族は、夫も子どもたち2人もみんな同じ美容院を利用している。
わたしと同年代の女性の美容師さんがひとりでやっているところ。
同じ中2のお子さんを持つママさんでもある。
そちらは女の子だけど。
ひとりでやってるから客もひとりで、待ち時間もない。
でも完全予約制。そしてその予約がなかなかとれない。
夫などは美容院にいった日に次の予約をかならず入れてくる。

髪がくるくるで伸びると大変な長男は、その日前から予約を入れていた。

なのに学校から帰ってきたあと、あろうことか寝てしまった。
わたしが帰宅した時間はちょうど予約の時間。

はぁ???
何してんの?となる。

急いで支度して出発すれば、ギリ間に合うか5分遅れ位で到着できる。家からすごく近いのだ。

だけど、

「急いで」支度することができない。
「寝てしまった」事実に打ちのめされている。
その驚きや失望や「やってしまった!!」感から立ち直ることができない。

脳の処理能力を軽くオーバー。
処理能力が少なすぎる。

そんな気持ちが積み重なった結果。

あーーーー、またパニック状態。

「もう無理!!!!」

「こんなんじゃいかれへん!!」

「寝てたらまた寝癖ついたし!!」

ここで、美容院行くねんから別に寝癖とかいいやん、とかいう理屈は通じない。

「今から服着替えても間に合わへんし!!」

落ち着いて、用意してみよう。LINEで連絡しといてあげるから。とわたしも穏やかに言ってみるが、いったん火のついたパニックを押さえられない。

冷静になれば、行かなきゃまた朝困るってわかるのにね。
でもこんな状態になってしまった彼には冷静さは対極。

で、キャンセルとなりました。

結果、今、毎朝寝癖くるくる直しタイムにわたしと長男は時間をとられることになっているのだ。