もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

発達凸凹と虐待について考える 2

発達凸凹の子供が虐待に遭う割合が多いらしい、そしてその親も発達凸凹さんだというケースが多いらしいよという話を書いた。

でもどうして親も発達凸凹さんだとそうなっちゃうのかということに言及していなかったので、続きというか補足という感じで書きたい。

そもそも発達凸凹は、遺伝の要素がおおきいと言われている。なので、発達凸凹の子供の親は、発達凸凹の特性を持っているということは大いにありえる。

で、ここからはわたしの経験上のことで、わたしの思ったこと。まったく科学的に裏付けはない。

わたしは、基本的に本で調べたりするし、わかったことを実践してみたり基本的に真面目だ。

子供を育てるにあたって、ひよこクラブやひよこクラブがムックとして出しているものをはじめとして育児書をたくさん揃えて読んだ。先々のことまで見通しをもったつもりだった。そこまでは誰でもするかもしれない。わたしが問題なのは、それらを全部真に受けてしまうことだ。

まず生まれた体重が低い。未熟児ギリギリ。そして乳首が小さく、まともに母乳が飲めない。子供もたくさん飲まない。飲まないからか夜中も1.2時間間隔で起きる。4ヶ月で首がすわらない。離乳食を食べる時期になっても「これくらいたべます」と育児書に書いてあるような量はたべない。「まとまった時間寝るようになります」と書いてあるような時期になっても寝ない。
などなど。いろいろありすぎて書ききらん。

子育てには、トラブルやうまくいかないことがあっても当然。そんなことは頭ではよくわかっているがなかなか受け入れられない。どうしてなの?どうしてうちの子だけこうなの?こんなはずじゃない。育児書にはこうやって書いてるのに。わたしにとっては想定外の出来事つづき。

よく言えば、真面目。でも悪く言えばこだわりが強く、融通がきかない。

パニック。ストレス。それが次第に子供へ転嫁される。
小さい子供。言葉もしゃべれない。さすがに暴力に訴えることはしなかった。でも育てにくいという気持ちは募る。

こんな調子のままだんだん子供もおおきくなり、泣いたときの声もおおきくなる。反抗する言葉もしゃべるようになる。意味のわからない行動がどんどん増える。育児書との解離がどんどん広がる。

発達凸凹のわたしはどんどんパニックになる。乱暴に取り扱ったり思わず手が出てしまったときもある。

そういう意味でわたしはやっと学校に指摘されて、その後病院で診断されたとき本当に安心した。わたしもそのまま虐待してしまうことになったらどうしようと本当に怖かった。

そういう意味でわたしは、発達凸凹さんは発達凸凹の子供の子育てが難しく、時と場合によっては虐待に発展してしまうことあると思う。