長男にライフプランを考えさせる1
発達凸凹さんたちは、先を見通す、見通しをたてることが苦手だ。
今を生きている。今しか見えない。
かっこよくいうとそうなるが、そのときが到来してからパニックになったり、めちゃめちゃ焦ったりするので、実はものすごくかっこわるい。
それは、今お風呂に入りたくない、とか今宿題をしないで少し遊んでからやる、とかいう短い期間についてもそういう傾向はあるが、将来、来年、とかもっと遠く漠然としたものになると、よりその傾向が強い。
時間が一本の線で、未来につながっているというイメージが描けないのか?彼らにとってはいつも時間はブツ切りのイメージのようだ。
だからずいぶん前のことも、きのうのことのように言ったり、逆にきのうのことでも、ずいぶん前のように言ったりするのかなぁ。
で、長男。
来年は高校受験だ。そもそも高校受験するつもりなのか?
まったく来年のことを考えてもいないご様子。
成績もどんどん右肩下がり。そりゃそうでしょうね、学校でしか勉強してないんだもん。
これではいけないと一念発起したわたし。
一念発起するのが長男であったなら、どれだけすばらしいことか。
長男に、
「ライフプランっていう言葉聞いたことあるか?」
っていうことから始め、自分の将来について考えさせた。
ライフプランって通常、もっと先々、結婚やら子供をつくることやら、考えたりするのだろうけど、彼にとっては夢のまた夢。まったく現実感がないだろうから、通常、人が大学を卒業して働き始めることが多いであろう、22歳をゴールとした。
「えー、全然想像できーん。働いてるんちゃう?」
というところからまずスタートした。