もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男にライフプランを考えさせる1

発達凸凹さんたちは、先を見通す、見通しをたてることが苦手だ。

今を生きている。今しか見えない。

かっこよくいうとそうなるが、そのときが到来してからパニックになったり、めちゃめちゃ焦ったりするので、実はものすごくかっこわるい。

それは、今お風呂に入りたくない、とか今宿題をしないで少し遊んでからやる、とかいう短い期間についてもそういう傾向はあるが、将来、来年、とかもっと遠く漠然としたものになると、よりその傾向が強い。

時間が一本の線で、未来につながっているというイメージが描けないのか?彼らにとってはいつも時間はブツ切りのイメージのようだ。

だからずいぶん前のことも、きのうのことのように言ったり、逆にきのうのことでも、ずいぶん前のように言ったりするのかなぁ。

で、長男。
来年は高校受験だ。そもそも高校受験するつもりなのか?
まったく来年のことを考えてもいないご様子。
成績もどんどん右肩下がり。そりゃそうでしょうね、学校でしか勉強してないんだもん。

これではいけないと一念発起したわたし。
一念発起するのが長男であったなら、どれだけすばらしいことか。

長男に、

「ライフプランっていう言葉聞いたことあるか?」

っていうことから始め、自分の将来について考えさせた。

ライフプランって通常、もっと先々、結婚やら子供をつくることやら、考えたりするのだろうけど、彼にとっては夢のまた夢。まったく現実感がないだろうから、通常、人が大学を卒業して働き始めることが多いであろう、22歳をゴールとした。

「えー、全然想像できーん。働いてるんちゃう?」

というところからまずスタートした。