もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

美術の授業、困る長男

きのうの4日から学校が始まっているうちの子供たち。

きょうは、美術の授業が嫌だと言い出した長男。

「なんで?」

と聞くと、

「きょうやるやつ意味わからんもん。何作ったらいいか全然わからん」

だそう。

詳しく聞くと、粘土で、自分が思う「かっこいいもの」を作る課題だという。

「じゃあ、自転車のフレームとか作ればいいやん。それはかっこいいやろ」

と夫。

「ちゃうねん、そんな具体的なものつくるんちゃうねん」

「抽象的なやつってこと?」

「そうそう」

「なんでもいい」「自由に」と言われると非常に困る発達凸凹さん。

でも、次男はあんまり困らんかもしれんなぁ。発達凸凹さんの特性じゃないのかな。
でも次男にしたってそんな課題、??ってなるかも。
凸凹さんは、実際に目で見えないものを理解するのは難しいかもしれない。

人の気持ち、場の雰囲気、なんとなく、絆、思いやり、皮肉、時間の経過とかそんなもの。あげればきりがない。
その代わり目や耳、肌で見るもの、聞くもの、感じるものには敏感。だから時間の経過もきちんと時計を見せなきゃいけないし、洋服やぬいぐるみなどで心地よさを感じさせてあげるとうまくいく。

つい脱線しちゃったけど、長男の話の続き。

「じゃあ、丸めて球体にするとかどう?」

「球体が一番美しい姿だと思うからです、とか言えばいいやん」

と夫。

「そっかぁ、そうしよう」

と長男。

「何でもいいねんから、なんでそんなんなん?って言われたらそう言えばいい」

と夫。

「すっごいつるつるできれいな球にしよう」

と気楽になった感じで、長男は出かけていった。

気持ちが楽になってよかったね。

どれだけ文句を言われようともそれが凸凹さんの生きる道なのです。