次男、麻雀を覚える
長男は麻雀が大好きだ。
家族4人でやれればいつでもできるからいいのになとずっといっていた。
でも次男はできない。興味もない。
次男は、基本的に余暇は動画をみる、マンガを読む、絵を描く、ドラクエなどのゲームをする、で過ごす。もしくはわたしと映画をみる。
人と時間を共有することがあまり得意ではない。
まぁそれでもいいかとわたしや夫は受け入れていたが、長男はそれを許さない。
そっとしといてあげて。なんて聞く耳持たない。
ウイイレを教え、モノポリーを教え、ついには麻雀を教えた。
自分の欲求のままにだけど。教え方もいささか乱暴だけど。
次男にまとわりついてうっとうしいけど。
そのたびに次男が嫌がったりパニックになったり面倒だけど。
でも、石にかじりつくような異常な粘り強さ、執拗さで、次男を次男の城から引っ張り出した。
自分の欲求に加え、そうやって人とも遊べないとこれからこまるでしょ的な、俺だって次男のこと考えてるねんで的な、エッセンスを足して。
わたしたちがなかば諦めていることをやってのけた長男を誉めなきゃいけないようだ。
長男が次男にあたらしい世界を見せてあげている。
結果的に。
ごりごりの自己中が原点だからなんか釈然としないけど。