もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

発達凸凹は、発達凸凹さんのことを理解してあげられる…は真実か

次男の担任の先生が、わたしもADHDなので、よくわかりますと言ったとき、そうなんだ!と何となく安心したが、蓋を開けてみれば相性はあまりよくないみたいだ。そりゃそうだよね、長男と次男、全然仲良くないもの。

わたしも発達凸凹がある。だからきっと子供たち2人のことを「きっとこうなんだろうな」とか「あ、わかるー!わたしと一緒!」とかいうように理解することはできる。もちろん。しかも普通の人が理解できない行動も理解しやすいと思う。

でも、正しく対処できるかというと、それはまた別の話。多分、普通の人よりも対処は難しくなってしまうだろう。発達凸凹の子供たち(たとえばうちの長男、次男)のトラブルに発達凸凹の人(たとえばわたし。次男に対応するときの長男)が対処するときのことを考えてみる。

なぜか。

まず、発達凸凹は、臨機応変が苦手だ。それに一度成功した方法に固執しがち。
でも相手は、適度に臨機応変の対応を望んでいる。いつもとおなじが望ましいことも多いので、それを含めての臨機応変(いつもとおなじがいいのかちょっと変えてみた方がいいのか)。そういうことが苦手。

次に、発達凸凹は、相手の気持ちを読み取ることが苦手。

また発達凸凹は、完璧主義。自分の考えている完璧の姿を相手にも求めようとする。
発達凸凹も凸凹具合が違うのに、自分ができるんだから相手もできるだろうと思いがち。

などの理由から、宇宙人一家の子育ては、「むずかしい」が2乗3乗にどんどん膨れ上がっていってしまう。

だから、理解できるからといって、かならずしもうまく対処して子育てできるわけではないというのが正解。

女性の政治家が言う、「女の味方は女ですから!!」というのがかならずしも正解ではないのとよく似ている。