もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

次男、ビジョントレーニングにて

次男のビジョントレーニングのトレーナーは、いつも元気で明るく素敵な女の人だ。

もちろん元気で明るいだけではなく、次男のことをよく見てくれている。こういうところがありますね、とかこういうトレーニングすればいいですよ、とか教えてくれる。

基本次男はすごく真面目。
言われたことはちゃんとやろうとする。
でもうごきまわったり落ち着きのない行動が多いことと、言われたことに素早く取り組めないという特性のせいで、そう見えてないことも多い。

でもトレーナーは、次男が真面目だということもすぐに気づいてくれていた。
それだけでも本当にうれしいこと。

そんなトレーナーが、

「彼、なんかありました?」

と正月明けの最初のレッスンでわたしに聞いた。

「なんかってどういう?」

ついつい負のイメージでとらえちゃって、ビクつくわたし。

「お兄ちゃんとの関係でなんかありました?」

「あ、年末のお掃除でなんかすこし仲良くなりました。そのあと一緒にあそんだり。それで、嫌ことあったら言い返せるようになったんです」

と言った。

そしたら

「あ、やっぱりー」

とトレーナーさんは言う。

「きょう、○○って何年生だっけ?って何気なく聞いたんですよ、で、小3って教えてくれて。そしたら聞いてもないのに、お兄ちゃんは中2って教えてくれたんですよ。だから何か関係に変化があったのかなーっておもったんです」

そうなんだ!!びっくり。彼にとって、長男はずっと恐ろしい存在でみずから語ろうとはしなかったけど、そういう風に人にも話せるようになったんだ。

「よかったですね」

と、トレーナーさん。

「○○くんがトレーニングしてすこしずつ変わることによって、お兄ちゃんにも影響があったのかもしれないですね」

そうかぁ。ビジョントレーニングのおかげかどうかはわからないけど、少しずつ次男に「自信」みたいなものが見えるようになったなぁと思っていた。
体育にも少しずつ参加できるようになってきたし。

ビジョントレーニングのおかげだったのか?

わからないけど、とにかくトレーナーさんからそういうお話を聞けたのはよかった。