次男、ビジョントレーニングにて
次男のビジョントレーニングのトレーナーは、いつも元気で明るく素敵な女の人だ。
もちろん元気で明るいだけではなく、次男のことをよく見てくれている。こういうところがありますね、とかこういうトレーニングすればいいですよ、とか教えてくれる。
基本次男はすごく真面目。
言われたことはちゃんとやろうとする。
でもうごきまわったり落ち着きのない行動が多いことと、言われたことに素早く取り組めないという特性のせいで、そう見えてないことも多い。
でもトレーナーは、次男が真面目だということもすぐに気づいてくれていた。
それだけでも本当にうれしいこと。
そんなトレーナーが、
「彼、なんかありました?」
と正月明けの最初のレッスンでわたしに聞いた。
「なんかってどういう?」
ついつい負のイメージでとらえちゃって、ビクつくわたし。
「お兄ちゃんとの関係でなんかありました?」
「あ、年末のお掃除でなんかすこし仲良くなりました。そのあと一緒にあそんだり。それで、嫌ことあったら言い返せるようになったんです」
と言った。
そしたら
「あ、やっぱりー」
とトレーナーさんは言う。
「きょう、○○って何年生だっけ?って何気なく聞いたんですよ、で、小3って教えてくれて。そしたら聞いてもないのに、お兄ちゃんは中2って教えてくれたんですよ。だから何か関係に変化があったのかなーっておもったんです」
そうなんだ!!びっくり。彼にとって、長男はずっと恐ろしい存在でみずから語ろうとはしなかったけど、そういう風に人にも話せるようになったんだ。
「よかったですね」
と、トレーナーさん。
「○○くんがトレーニングしてすこしずつ変わることによって、お兄ちゃんにも影響があったのかもしれないですね」
そうかぁ。ビジョントレーニングのおかげかどうかはわからないけど、少しずつ次男に「自信」みたいなものが見えるようになったなぁと思っていた。
体育にも少しずつ参加できるようになってきたし。
ビジョントレーニングのおかげだったのか?
わからないけど、とにかくトレーナーさんからそういうお話を聞けたのはよかった。