もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

長男の中学校生活 懇談で聞いた話

きのう、長男の懇談だった。三者懇談。

2学期に係り活動や勉強などがんばったことと3学期にこれからがんばろうとおもうことを子供みずから話し、その後担任の話という流れだった。

授業をしっかり聞くということをがんばったらしい。まぁそりゃそうだろう、家でほとんど学習しないのだから、授業くらいしっかり聞いてないとついていけなくなるだろう。
逆に言うとほぼ授業を聞くだけの学習、彼は板書ということをほとんどしない、と最低限のワークだけで、そこそこの成績を取れているのは驚異的。
だからそこは自分自身を理解して、授業は集中して聞くということだけはしっかり行っているのだからそこは認めてあげなければならない。

3学期にがんばることは、引き続き、授業をしっかり聞くだった。まぁそりゃそうだろうよ、それしかないわな。あと「当たり前のことを当たり前にやる」と書いてあった。

なんや!!わかってんねやん!!

彼は、当たり前のことができない。できないわけではないが、それは「当たり前に」という精度ではない。

朝起きる、ごはんを食べる、服を着替える、歯を磨く、宿題をする、お風呂にはいる、明日の準備をする、寝る準備をしてから寝る。

そりゃいつかはできるさ。起きない人間もごはんを食べない人間も、寝ない人間もいない。
でもあらゆる準備に時間がかかり、というか時間の配分を間違え、毎日のように、車で親に送っていってもらわなければならないのも、歯磨きをせずに、風呂も入らずに、寝落ちしてしまうのも、「当たり前に」できるとは言わない。

もう年いくつなん?何年これやってるの?なんか対策とか考えたことあるの?年々ひどなってない?

わたしも「いつかは」できるだろうと思いながら手助けしながらやってきた。でもなかなかその「いつか」はこない。わたしもいろいろ頑張ってきたんだけどなぁ。

本人もわかっていることだし、なんとかやれるようになってもらいたいもんだ。

それから、担任の先生が言う。

「今、○○くんや□□くんと仲良くしています」

○○くんも□□くんも初めて聞く名前だ。クラスの友達とフォートナイトをきっかけに仲違いし、しばらくその友達のことを呪うように言っていたし、話す友達がいないから学校に行きたくないというようなことを言っていたが、ちゃっかり、新しく友達作っていたとは。

彼の意外なたくましさがわかって安心した。そうやって、新しく仲良くできる人、気の合う人をあきらめずに探して、開拓していくことって大事。