もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

次男の絵画の先生

今週のお題「感謝したいこと」

次男は、木曜日、絵画教室に通っている。
きのうはその絵画教室の日だ。

先生はとてもすばらしい人だ。ハチャメチャな次男を温かく見守ってくれている。次男は先生の言うことをろくに聞かないだろう。でも小学生だからとバカにせず、ひとりの芸術家として尊重して扱ってくれている。

きのう、お迎えの時、

「きょうはまだ、絵が完成していないので、持ってかえってもらうのはありません」

と先生が言う。

「はい」

「今、シクラメンを描いていただいてます。細かいところまで要求しているので、しばらく時間がかかります」

へぇーとおもいながら、

「はい」

「奥に見えている葉っぱとか手前の方の葉っぱとかちゃんと描いてもらいます。この子はそれができる子なんで」

さらにへぇーと思いながら、

「はい」


次男がなにかを期待されるなんて!!次男が高度なことを求められるなんて!!

ついぞないことだ。学校でも誉められることは、ほかの子にとっては何でもないことで、普通にできてしまうことだ。他の子が普通にできることでも彼にはむずかしいことが多くある。

たとえば、みんなと同じように掃除に参加できたとき、かばんのかたづけを早くできたときなどだ。

それはそれで、とてもうれしいことだけれどもやっぱりさみしく思うこともある。

彼には、普通の子以上のことを求められたり期待されたりすることはない。

それが絵画教室では、そんな風により高度なことを求めてもらえる。彼にとってはすごく嬉しくて、よいことだと思う。ほんとに先生、ありがたいです。