もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

とにかく服を汚す次男

次男は毎日服を汚す。

そりゃ小学生だもん、そんなもんでしょと思われるかもしれないが、普通はそんなに汚れませんよ、というくらい汚れる。

なぜなら、手が汚れたら、服で拭くからだ。

今、授業で書道をやっている。手が墨汁で汚れるのだろう、服に墨汁の汚れがいっぱいついている。そして墨汁の汚れは普通の洗濯では取れない。部分洗いを洗剤をつけて行ってもなかなか取れない。

あと食事。

口の汚れを袖口で拭く。

家での食事のとき、観察すると、口の回りだけでなく唇にすら、何かがついているのが気になるらしく、しょっちゅう袖で拭く。たとえば味噌汁を飲んで、唇に汁がついたときとか。
普通は、口の回りならまだしも唇が汚れたくらいでは拭かない。と思う。なぜならまた食べたらすぐに何かつくもん。

それに手に汚れがついたときは、スボンで拭く。

感覚が過敏なせいもあるのか、すこしでも顔や手に何かがついてると気になるんだろうか?

何も発達障害だからっていうわけじゃないんだろうけどさ、落ち着きがなく、そそっかしいという部分からきてるものもあるのかしら。

よくわかんないけど、洗濯も面倒だし、マナーもよくない。

そもそもなぜこれが気になるようになったかというと、以前は食事中もしょっちゅう席を立って、歩く、踊る。だけど、少しずつ座れるようになって、最近は最初から最後まで座ってられる日も多くなってきた。
今までは、袖口やズボンで拭く、以前のことに気を取られてたんだ。
でもひとつクリアするとほかのことが目立ってくるもんで。
ポジティブになれるという意味で、ステップアップということにしとくか。

ナフキンを膝に置くということをはじめてみた。お、なんかスマートなお家みたい。

でも席を立たなくなったからといって、姿勢を変えたりもぞもぞしたりするところは、変わらない。
膝にのせたナフキンもあっちこっちへ動いちゃう。

あ、おちちゃったぁ。ていうのを何回も繰り返す。首のところに差し込むか。赤ちゃんみたいになるけど。それは首付近の感覚過敏で無理。

そうだ。足が地面についていると落ち着く説を思い出した。子供は、大人と同じようにテーブルにつくと、足はどうしてもぶらぶらしてしまう。そこで、タウンページとか雑誌を積み上げて、足をそこにのせて、ぶらぶらせずちゃんと着地するようにすれば、落ち着くらしい、ということを発達支援センターで聞いたのだ。

確かに、ビジョントレーニングの先生も、身体が今どこにあるかわからなくて、落ち着かないから、足をぶらぶらさせて感覚を確かめたり、手や椅子や何かに触れさせて確かめたりしてるんですよって言ってたわ、と思い出す。

聞いても今までやってなかったけどさ。

分厚いクッションを足の下に敷いてやる。
敷いたからと言って瞬く間にしっかりとした姿勢で落ち着いてすわるわけじゃないけど、とりあえずやってみよか。

肝心の次男の反応はというと、ええー、やだあ、ナフキンなんてーとか言いながらも、ナフキンで口を拭いたり、手を拭いたりしてくれた。

まぁとりあえずこれでやってみるかなー。学校では無理だけど。