ゼロヒャク思考
うちの宇宙人たちには、ゼロか百しかない。基本的に。
百の集中力でやり続けるか、まったくなにもしないか。
「あ、適当にやっておきまーす」
言葉だけで聞くと、なんかすごく軽薄。
でも万事これくらいの精度でやるとくじけないし、折れないし、疲れないし、ストレスたまらないし、いいことだと思う。
あぁ、こういう風にやってほしいなぁ、なんて思う。
長男のサッカーだって、ゆるくやり続けようと思えばできたはず。痛いときは休む。がんばれそうなときは頑張る。愚痴を言いたいときは言う。疲れたときは休憩する。
でも彼はゼロヒャクの人。百パーで出来ないなら最初からやらない。
そういう性質が、いろんな局面で宇宙人にはあらわれる。
他のサッカークラブに子供を通わせてる方が言った。
「平日のナイター練習、全部はいかないよ。週2.3日くらい。ゆるいから休んでもいいし。だから塾も行けるよ」
マジで。そんなんでクラブとか入ってる意味ないやん。そんなんでサッカーやってるって言ってんの?
って思ってしまった。もちろん長男は、全部行く人だった。それに怪我で行けないと心にすごく罪悪感を持っていた。
適当にやれればいいのにって思ってるのになぁ。
結局、よく考えてみたらわたしにも宇宙人の血が流れているのです。