もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

目の学校

f:id:Curl-up:20200915083848j:plainビジョントレーニングに興味があった。

発達凸凹の本を読むとよく出てくる。本を読むときに行を飛ばしたり、運動がうまくできないことに目の問題がある可能性があって、目をトレーニングしてあげることによってその問題が解消できるというアプローチだ。

ビジョントレーニングを推奨する方の記事にも書いてあるが、実際病院で発達障害と診断されても、診断がついて安心するという面はあるかもしれないが、病院が何かしてくれるわけでもなく、何も解決しない。具体的に何らかの対策を取っていかないことにはその子供が生きやすくなるわけではない。

そこで、ビジョントレーニングをわたしが住んでいる地域で検索すると「目の学校」というところがヒットした。全国各地にあるそうだ。入り口は目の検査1100円と書いてある。予約して行ってみた。

それが土曜日。
次男を伴ってでかける。
40代くらいの男性が応対。整体をしたり眼鏡をつくったりされているらしい。名刺などももらえないし、自己紹介も特になかったので、何者なのかまったくわからない。

検査に行くと、1100円の検査ではほとんど何も分からないので、追加3300円の検査を勧められる。少し逡巡するものの、やっぱりいろいろ分かった方がいいかと思い、お願いした。

ちょっと?と思った部分が、

「結果をレポートとしてまとめますが、学校に提出されることを条件とします」ということ。

学校に出さないなら、結果書みたいなものもらえないってこと?

「学校に出さなきゃいけないんですか?」

学校から言われて来ているんじゃないのですか?みたいなことをきかれる。いえ、ちがいますけど。
学校で配慮してもらえるかもしれませんよと言うので、もうすでにいろいろ配慮はしてもらってる旨答えるが、まぁ学校に子供の判断材料を追加して提供するのは悪いことじゃないかと思い、了承した。

眼球の動きを見たり、からだの動かし方、形を合わせるパズルや数字を見つける早さを調べるようなもの、視力自体の検査などいろいろな検査が行われた。
一体1100円がどこからどこまでの検査なのか、3300円の追加分の検査がどれなのか、その間まったくの説明はない。
パズルや数字をみつけるシートには、「目の学校」のネームが入っていたので、1100円のパッケージの分なのだろう。

検査が終了し、子供とは別れて別室にてお話。今起こっている困り感、発達の凸凹は、発達の過程において、必要な発達をとばしていたり、発達の過程でなくなっていくであろう原始反射などが残っているために起きていますというお話しがあった。
そういうことは、これからトレーニングをしていくとよくなりますよと熱く語ってくださる。
納得できる話も多く、「あれれ?もうトレーニング受ける前提?」と頭の隅には少し??があるものの、体験レッスンを受けることで話がまとまる。

結果をまとめますと最初におっしゃっていたものが、彼の所見がメモ書き程度の手書きでA41枚の紙に書いてあるものだったので、「これを学校にってこと?署名もなにもないけど?」と思ったが、なかなか口に出せない。なんとなく圧がある。

体験レッスンは、翌日の日曜日の午前中を勧められる。考える余地もなく、明日。とまた少し?と思うが、善は急げなのか?と納得する。ちなみに体験レッスンも無料ではない。3300円。

帰るとき、土曜日の検査代金、1100円+3300円+3300円(体験レッスン分)の7700円を請求される。体験レッスンまだ受けてないけど、もう払うの?と思うがこれも口に出せず、支払って帰る。後から考えると領収書ももらってない。

わたしは、矢継ぎ早に言われたり、ちょっとした圧を感じると、冷静に考えることができず、焦り、ちょっとしたパニックになり、「はい。わかりました。」と頷いてしまう傾向がある。これも発達凸凹がなせるわざなんだろうか。
それに次男のために何とかしてあげたい、きっとよくなるだろうという思いが強すぎるのかもしれない。

次につづく。

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