発達凸凹と虐待について考える
虐待されている子供の中で、なんらかの発達凸凹の特性を持っている子供の割合が多いらしい。そういったケースの中で、親も発達凸凹を抱えているという場合も多いそう。
これは肌感覚ですごくわかる。
でもまったく無駄だから私はやらない。でも無駄ということに気づくまでにすごく時間がかかった。
生まれてから今に至るまで、すんなりことが進んだ!!という記憶がほぼない。
「ほんと手のかからない子で」「もう勝手に大きくなってくれたような感じで」「叱ったこととかほとんどないんですよ」「子育てが楽しくって楽しくって」「ほんとお利口で素直な子で」「この子なんでもすぐにできちゃって」「子供なんてほうっておけば育ちますよ」とか言う人いるけど、まったく夢物語。夢の話してんのか?とつい毒づきたくなる。誠に縁遠い世界だ。
まぁ言う人も軽く盛ってるのかもしれないけどそこは、なんでも真に受けちゃう発達凸凹のわたし。マジでびっくりするし、マジでへこむ。
保育園からまともに帰ってこれない。
靴や服がちゃんと着れなかっただけで大騒ぎ。
腹が立つと手がつけられないくらい大暴れ。
枚挙に暇がないので、割愛。
なんでなんか意味わからんし。
親も殴り付けたくもなります。
乱暴に腕とかひっぱってつれていってやりたくもなります。
でもどんだけ手を上げても、叱りつけても、全然変わらない。叩かれるから、怖いから、親の言うとおりにしようなんてこともなく、(親からの目線で見ればということだけど)変わらない。
やっぱりなんかこの子は、変だ。ママ友が話す、他の子供とはなんか違うと思いだす。でもすぐには発達凸凹だからだ!とは気づかない。なんでなの?どうしてこの子はこんななの?
言うこと聞かないと、叩く、は続く。でも変わらないの不毛な繰り返し。
ようやく学校からの指摘で病院や相談機関につながれる。発達凸凹のことを教えられる。やっと今までの???に解答がもらえる。
気づく。手を上げて言うことを聞かそうとしても無駄なんだって。おんなじところをぐるぐる回るだけの無力感。
でも不毛だとわかっていても、やり続けてしまう育てにくさは間違いなくあると思うし、医者にも相談機関にもつながれずに、不毛だと気づけないということもあると思う。