もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

彼らには「自分」しかない

発達凸凹の人たちは一般的に、自分勝手とかわがままとまわりからとらえられることが多い。

それは、「他の人の心は自分とは違うふうに感じ、違うことを考え、それぞれの動機にしたがって行動する」という現実を直感的にとらえる脳の機能がゆっくりとしか発達しないことに原因があるそうだ。

結果として人の気持ちや感情を読み取るのが苦手ということになる。

さらに、うちの子供達に関しては、読み取ろうとすらしていないように見える。

長男と次男には、「自分」しかない。

お母さんはどうしておこっているんだろう?
お母さんはどうしたらよろこんでくれるだろう?
お友達は僕のことどう思ってるかな?
お友達は僕がこんなことしたら嫌がるかな?

とは考えない。

およそ誰でも、子供なら子供なりに、人はどうおもってるんだろうと考えるだろうに、彼らにはそれがない。「自分」しかない。

「自分」が、こうしたい。
「自分」は、嫌だとおもっている。
「自分」は、これが楽しい。

彼らには「他の人」が入り込む余地がない。
人がどうおもっているんだろうという視点がほとんどないように見える。

だから最近よく
「ママの気持ち考えたことある?」
「いま、ママ何考えてると思う?」
と頻繁に声かけしてみることにしている。

たいてい
「わからないー」
とろくに考えもせずいう。

こういうスキルは、療育とかSSTで身に付けていくことができるんだろうか?それなら興味あるなー。
そういうことができるようにならないと社会で生きていくときに支障が出る。
ていうかもう出てる、個人的に。
母は、ものすごくしんどい。

それにしても、人の目、人の気持ちに関係なく行動できるなんて見方によっちゃあ、なんて気楽な生き方だ。うらやましい。