もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

急がばまわれ

次男はとにかくすることがのろい。

例えば宿題。例えばお風呂。例えば歯みがき、着替えなどの身支度も含めて全部。

「はやく!はやく!」

と言ったって早くできるわけでもないが、どうしても言ってしまう。
まず切り替えが遅いから、スタートが遅い。なおかつやり始めてもふざけたりして作業は遅々として進まない。

い゛ーーー!!イライラする!!
でも、彼はなぜ母がそんな風になっているのか察しない。

「なんか怒ってるの?」

という調子。まぁ時間に余裕のあるときは、まだ耐えられる。(余裕があってもだんだんとなくなってくるんだけども)
時間に追われているときは、イライラが最高潮。
思わず手を出してやってあげようとする。
そうなるとどうなるか。

よくある出来事。

朝、なかなか靴下をはかない。もうわたしがはかせる。そしたら履いた感じに違和感があるのか、「こんなん全然あかん!!」って言って大騒ぎ。結局一からやり直しになる。

靴についても同じことが行われる。足の感触にどうもこだわりがあるらしい。

急がばまわれ。

焦れて、強引にやると、結局一からやり直しとなり、辛抱強く待ち、本人のペースでやりとげたときよりももっとたくさんの時間がかかることとなる。怒鳴り付けて早くやらせようとするときもおなじこと。とにかく待つことが一番時間がかかりそうに見えても、結局一番早い。

学童から帰るときも同じ。

先生たちは、急かして急かしてがんばるけど、がんばった労力分の見返りはない。最後もう靴を履いて水筒を持って帰るだけとなったとき、焦れた先生が先に首に水筒を掛けた。きっと彼が予期しないことだったのだろう。彼の順番と違っていたのだろう。また学童の中の方へ走って帰っていってしまった。

急がばまわれ。なんです。心構えは。