もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

なんでこんなことまでしてあげなきゃいけないんだろう

昨日、夏休みがあけて初めて長男が学校を休んだ。

不登校傾向がマシになって以降、初めてだ。

金曜日に数学の単元テストがあるため、単元テスト範囲のワークと授業ノートを金曜日に提出しなければならない。
彼のできていない分を考えると水曜日、木曜日にフルでがんばらなきゃいけない。
普通の子なら全然1日でこなせるくらいの量。
でも彼には2日間かかってできるかどうかギリギリの量。

「きょうと明日でやるよ」と水曜日。
軽々という。ワークの目の前に座る前まではまぁそこそこやる気はある。
でもいざ目の前にすると、嫌々気分が最高潮。
やりたくない!!やれない!!やれるわけがない!!になるみたいだ。
ワークをくしゃくしゃにし、そこら中破ける。
セロハンテープではってあげる。
水曜日、ワークは少しやれて、明日残りをやることになった。

木曜日、学校を休むと言う。行きたくないという。休む。
しつこく聞かないが、おそらく昨夜数学のワークをしたことでつかれた。あるいは数学のワークの残りを今日やらないといけないことが分かっているため、朝からもう気が重い。

もうワークなんてやらなきゃいいじゃないかとわたしは言う。でも彼にとってそれは、非常につらいことなのだ。ワークを放り出すとさらに自己肯定感が下がる。そして、彼には彼なりの完璧主義があるので、やらないことでそれが守られない。
それが葛藤となり苦しめる。

定型発達の子供や親さんからしたら、ものすっごい馬鹿馬鹿しい葛藤のようだけど、それが発達障害の子供の現実。

結局、木曜日、のこりのワークをやりとげた。
でも授業ノート!!
これが曲者。こんなん提出させて見る必要ありますか?と思う。
板書をちゃんとしているか?やらもらったプリントをちゃんと貼り付けてあるか?やら教科書の練習問題をちゃんとやっているか?
そんなんで評価するなんておかしいやん!そんなん人それぞれでいいんちゃうん?最終的に試験して理解できてるなとわかればそれでいいやん!と思うが、そういうことがきちんとできる子を育て、そういうことができる子をきちんと評価しようというのが今の中学校教育らしいです。
あとたくさん挙手してるか?先生に質問にきてるか?とか。ばかばかしいと思うがそういうシステムになっていて、そこに所属しているのだから仕方ない。

ちょっと脱線しちゃったけど、まぁそういう種類の提出物。もちろん彼がこまめに板書しているわけがない。プリントを貼っているわけがない。そもそもノートを持って帰ってきてないし。
学校にノートを取りに行ってやり、貼るプリントも部屋のなかから探しだしてやり、ノートに貼り付けてあげた。板書や練習問題はもう目をつぶろう。

わたしだって、そこまでしてあげなきゃいけませんか?とは思いますよ。でも親ががんばってそうでもしてあげないと最低限の評価もおぼつかない。

それが中学校の普通級に在籍する発達障害の子供の現実だ。