もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

ご褒美制度

トークンエコノミー法というものがある。

トークンエコノミーはもともと経済で使われているものみたいだけど、特別支援の場でトークンエコノミー法といって、行動療法に使われている。
発達障害の本に載っていることも多いし、主治医の先生にもやってみたらどうですかとおすすめされたことがある。

調べてみると

「主に、特別支援教育において、障害のある子どもに対して行う療法の一つで、子どもがある望ましい行動をした際に、物品などの「ごほうび(トークン)」を与えるという方法のこと。これにより、子どもがその望ましい行動をより頻繁に行うようになる心理学的効果があるとされている。具体的な例として、子どもがお手伝いをした際などに、シールやお菓子などを決められた個数渡すなどの事例を挙げることができる。」

と書いてある。

これを実践している。

シールやお菓子をもらって喜んだりするような年頃ではないので、ポイント制にして、実際のお金と交換できるシステムにしている。

数年何らかの形で試行錯誤しているが、なかなかこれといった形に定まらない。
要は、おー、このやり方最高!!というのが見つからない。

スケジュール帳をつくり、今日この行動ができたら、スタンプ押すからねというふうに1つの望ましい行動につき、1つのスタンプを押すことにした。それぞれの行動の難易度によりポイントを決めた。
例えば、宿題100ポイント、◯◯のお手伝い
20ポイント、明日の用意20ポイントといった具合だ。

長男、次男それぞれ望ましい行動が違うので、それぞれに行動とポイントを変えてやってみた。

もちろんスモールステップで。簡単に達成できそうな行動。ちょっと頑張ればできそうな行動。織りまぜて1日頑張ってフルで達成できれば100ポイントポイント~200ポイントくらいに設定した。もちろんそれぞれ子供とできそうか話し合って、月ごとに設定した。

100ポイントは100円だから、1月頑張れば、3000円から6000円くらいお小遣いがもらえる仕組み。

お金でつるなんて、教育上よくありませんわ!!などと定型発達の子供で苦労しない子育てをされてる方には言われるだろうけどね…。

しばらくすると頓挫しちゃう。
スタンプを押すのを忘れるのだ。子供も親も。ついうっかり何でも忘れてしまう宇宙人家族ならではなのか?

スタンプはだめなのか?とおはじきとかそういうものでやってみる。それでも時間が経つと忘れる。

そしてポイントはイコールお金ですよとわかっているはずなのに、望ましい行動をしない。

先のことを考えないという特性があるし、1月という期間が長すぎるのかなとも思って、1週間ごととかにしてみたりもした。でも行動につながらない。

もう直接毎日お金わたしちゃおっか?でもわたしはほぼキャッシュレス生活なので小銭をもっていない。毎日小銭を作ってくることがそもそもできなそうだ。最近銀行ももうやすやすと両替をしてはくれない。(一応1回にどれだけ両替してもらえるか聞いてみたのだ!ごくわずかだったし、そもそも普段開店時間に行けないじゃないか)

うーん?ご褒美がいまいち魅力的じゃないのかなぁ?でもお金大好きだしなぁ。

それでも次男は割りと望ましい行動をしようとするが、長男はなかなかしない。長男の方がお金大好きなのに、なぜ?

年齢的なものか?小学生は素直だけど、中学生はそうではないみたいなことか?

いろいろ疑問を持ちながらも失敗を繰り返しながらも続けてきた。でもやっぱり次男はうまくいくが、長男はうまくいかない。

もう性格の問題だな!!と感じている昨今。

ネットで調べてみた。

トークンの交換価値が非合理的である場合、トークンの発行、支払い、記録が明確でない場合、トークンの交換価値に一貫性がない場合。
子供の行為に対して報酬が小さすぎるか、状況に応じて不規則に報酬を与えれば、トークンエコノミーの効果が半減すると書いてあった。

やっぱなぁ。

記録を忘れがちで、「この日はやったっけ?やってなかったっけ?」とかなってたし。
それに長男にとっては報酬が小さすぎるのかもなぁ。

でももっと報酬あげるほど家に余裕ないしなぁ。毎日記録するのは、宇宙人家族の特性上むずかしいんだよなぁ。

記録をもっと簡単にできるように工夫しよっか。報酬を上げるのは、家計と相談。

それでも無理なら今度こそ諦める。でも望ましい行動をさせる他の方法がよくわかんない。

放置かな 笑