みんなやってるんだからやりなさいが通用しない
「みんなちゃんと宿題やってるんだからやりや」
「みんな体育の時間は体育してるでしょ」
「みんなちゃんと学校に行ってるやろ」
「みんなは塾も行って勉強してるねんで」
「みんな給食終わったら歯みがきするからハブラシもっていってるよね」
「みんなはマスクしてるやんな」
普通の親は普通に子供に言って、普通に子供たちはそんなもんかと思って、普通にその通りにやるだろう。
でもこんなこと発達障害の子供たちには通用しない。
みんなやってることだからやるやろうと思ってはいけない。
なんで?きょとんとしてこっちを見る。
宿題しなくってもできるし。
ぼく、歯みがきせーへんし。
みんなは体育やるけど、ぼく体育したないし。
堂々と言う。
あれ?なんかわたしがまちがってますか?
ていうか、できひんし。
あっけらかんという。
やれよ!!やってみろよ!!
次男の場合、
「青鉛筆もってきてくださいって連絡帳に先生が書いてるよ。◯◯ちゃんだけ、持っていってないんじゃないの?前に買ったよね?」
「うん。買ったけど、使わないから持ってってない。」
「え?持ってきてって言ってるよ。みんな使ってるんじゃないの?」
「うーん。わかんない。使わないもん。」
なんで?謎すぎる。とりあえず持っていけよ。
過去の長男。小学生のとき。
クラスの宿題集めの係をしていたらしい。
みんなが家でやってきた宿題を集めて、先生に出すという仕事。
わたしもそのころは、ちゃんと長男も宿題をしてるもんだと信じてしまっていた。
後日、彼の同じクラスの友達が教えてくれた。
「◯◯は、自分は宿題やってないけど、みんなの分あつめてるよ」
マジか!!
どんだけ図太いねん!!
普通、みんなの集めてるのに、自分やってなかったらはずかしないか??
長男に聞いたところ、
「えー、そんな係やりたくなかったけど、それになってしまってんもん」
そんな係になってしまったのならやりましょうよ。
逆に同調圧力に屈しないですばらしいと思うしかない。
ポジティブシンキングでいきましょう笑