ワーキングメモリの少なさを何とかして!!
「頼んだことをすぐに忘れる」
「一度に2つ以上のことを処理するのが苦手」
ワーキングメモリの働きが弱いことからうまれる症状。
ワーキングメモリは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力だそう。
このワーキングメモリ、子供達もそうだけど、わたしもすこぶる少ない。
子供達は、WISCを受けているので、数値としてきちんと出ている。わたしのは、むかしからの体感である。子供達の特性を理解していく中で、ワーキングメモリのことを知り、あぁ、わたしもそうだったんだと膝を打つ思いだ。
長男などは、高性能なPCにゴミみたいなメモリが乗っかってるなどの表現をする。わたしは、パソコンのことがよくわからないので、そんな感じなの?という感じだけど。
具体的には、納豆を買おうと思ってスーパーにいってるのに、他のものは買ったのに、結局納豆のことは忘れて買わずに帰ってくるとか、会社帰りに銀行に寄ろうと思ってたのに、すっかり忘れて帰ってくるとかそういった形で現れる。
ありとあらゆるところに支障が出ている。子供が学校に持っていくものを用意するのを忘れ、前日の夜にイオンまで買いにいくなんてことがしょっちゅうである。
わたしもなんの対策も打ってないわけではない。しなければいけないことをメモして携帯に貼る。
子供や夫にやらなきゃいけないことを伝えておき、忘れてたら注意してもらうように言う。
大型スーパーやショッピングモールに行って駐車したときは、駐車したところを忘れないように、写真を撮っておいたりする。
カレンダーには予定を書いて、忘れないようにしている。
それでもうっかりはなくならない。メモをしてもメモを見ることを忘れるし、カレンダーに書くこと自体を忘れていることも多い。子供達に注意をしてもらうようにしておいても、そもそも子供達もワーキングメモリが少ないのだ。
なかばある程度、諦めている。夫も諦めるようになった。ある意味勇気ある撤退ということで。完璧に覚えてることは無理だもん。ちゃんと覚えていたときにはほめてくれるようになった。
結婚する前、デートしてたとき、わたしが手袋をバスの中に置いてきてしまった。初めての時はまぁ仕方ないなという感じだったが、別のときに2回目をやってしまった。夫はものすごく怒り、
「同じ失敗を何回も繰り返すやつは大嫌いだ!!」
「そうだよね、ごめんなさい」
今となっては、夫もわたしも発達凸凹の特性だとわかっているが、わたしもどうして何回も同じ失敗をするんだろうと、本当に情けなく自分のことが嫌いだった。
それにしても、失敗を許せない男と失敗ばかりする女がよく結婚したもんだ。
そんなときのことを思うと夫はずいぶんわたしのことを理解してくれるようになったもんだ。
まあ今でもしょっちゅう、
「あーあ、やるとおもった」
って諦め顔で言うけど。