もう普通を目指さない!発達凸凹母が見た発達障害兄弟の生態

ADHD+ASDの息子2人との普通じゃない日常

空間認知能力が低い

わたしは昔から、壁に肩をぶつけたり、腰をぶつけたりをしょっちゅうしていた。
なぜなのかわからなかった。
ただただどんくさいなぁと思っていた。
大きくなって、車を運転するようになったら、車体を壁に擦ったりするようになった。

発達特性の本を読んで長年の謎がすっきりした。
発達凸凹がある人は、空間認知能力が低いそうだ。

『認知機能とは、五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)、平衡感覚、固有受容覚(頭や手足の位置に関する感覚)を通して情報を取り入れ、脳内で情報と記憶をつなぎあわせたり統合したりして対処法を決め、言葉や文字、身体運動として表出するまでの過程をいいます。』

だそうで、認知機能が低いと、文字が正しく読めなかったり、かけなかったり、片付けができなかったり、運動ができなかったりするそうだ。

わたしは、文字が読めなかったり書けなかったりはしないけど、運動はできなかったなー。
ただ運動神経が悪いのだと思っていたけど。

中学のとき、部活でバスケットボールをしていたが、ボールと自分の距離や自分とゴールまでの距離をつかむのがむずかしかったような気がする。
結果、まあ下手だった。

高校のとき、体育の授業でテニスをしたが、道具を使うスポーツはなおさらでラケットとボールの距離がつかめず、まったくボールがラケットに当たらなかった。

なんだかセンスがないんだなぁと思っていたが、そういう原因があったのかもしれない。むしろあったということにしておこう。

そして、片付けもできなかった。でも片付けができない理由にはいろいろあるようでこれが原因というわけではないかもしれない。
片付けは、主婦になったら否応なくやらざるを得ず、少しはできるようになった。

次にうちの子供達に関して。

読み書きはできる。
でも次男に関しては、まだたまに文字の左右が入れ替わったり、鏡文字のような字を書いていたり、漢字に線が1本足りなかったりすることがあるので、そういう傾向があるかもしれない。

片付けは長男も次男もまるでだめ。これが原因かどうかはわたしと同じくわからない。

運動に関しては、長男はサッカーをやっていたけれどもなかなかうまくならない原因のひとつにこれがあったのかもしれない。ボールと自分の距離感がわからないとサッカー選手としては致命的。うまくならない理由は、他にももっといっぱいあったとおもうけどさ。

次男は、例示としてあがっていた自転車、なわとびにとにかく苦労したので、ほぼ影響をうけているのは間違いないだろう。

訓練して認知能力あげる方法もあるんだろうね、きっと。今度さがしてみよう。